基本操作 レイヤグループとレイヤの取扱い
12-Feb-2021
レイヤグループとレイヤについて
「JWCAD」では、いくつかのレイヤに分けて作図することができます。
レイヤとは、透明なフィルムのようなもので、例えば、「基準線」のレイヤ、「柱」のレイヤ、「壁」のレイヤ・・・と、作図要素ごとにレイヤ分けして作図し、それらを重ねて1枚の図面になるようにします。
レイヤ分けするメリットは、各レイヤは表示・非表示の切り替えができたり、作図中のレイヤ以外は編集できないようにできますので、各作図要素ごとの編集をスムーズに行うことができます(作図の分業)。また、変更や手直しが必要となっても、他の作図要素を誤って変更してしまうようなこともありません。
レイヤグループは、[0]~[F]までの16レイヤグループあります。
さらに、1つのグループに、(0)~(F)までの16レイヤがあります。
つまり、1つのドキュメントで最大、16レイヤ×16レイヤグループ、256のレイヤを利用することが可能です。
また、レイヤグループごとに縮尺を設定することが可能です。
全体図と詳細図など、複数の縮尺の図を、1枚の図面にまとめることも、レイヤ分けをすることで簡単にできます。
レイヤグループとレイヤの取扱い
レイヤグループ・レイヤの選択
レイヤグループバー(▢の中に英数字)とレイヤバー(○の中に英数字)は、初期状態のツールバーの設定では、画面右下に配置されています。
作図する際にレイヤグループや、レイヤを選択するには、該当するレイヤグループ、レイヤをマウス右ボタンでクリックします。
選択されたレイヤグループ、レイヤは、▢、〇が、赤色表示されます。
上図の場合、[0] レイヤグループの (0) レイヤが選択された状態となっています。
レイヤグループの [1]、レイヤの (3) を選びたい場合は、レイヤグループの [1] をマウス右ボタンでクリック → レイヤの (3) をマウス右ボタンでクリックします。
選択されたレイヤグループ、レイヤの▢、〇が、赤色表示されました。
レイヤグループ・レイヤの表示・非表示
各レイヤグループ・各レイヤの、表示・非表示の切り替えは、マウス左ボタンでクリックして行います。この場合、その時点で選択されているレイヤグループ及びレイヤ(赤▢、赤○で囲まれているレイヤグループ・レイヤ)は切替できません。
赤▢、赤○で囲まれているレイヤグループ・レイヤを非表示にしたい場合は、別のレイヤグループ、レイヤをマウス右ボタンでクリックし、選択状態から外しておいてください。
下図に入力されている、「0」~「F」は、レイヤ番号と一致させています。
(0) レイヤに「0」、(1) レイヤに「1」、(2) レイヤに「2」、・・・といった具合です。
現在、すべてのレイヤが表示され、編集ができる状態になっています。
「4」~「7」をマウス左ボタンで1回クリック、
「8」~「B」をマウス左ボタンで2回クリックしてみます。
下図、赤囲い部分がマウス左ボタンで1回クリック、
同じく、青囲い部分がマウス左ボタンで2回クリックしたレイヤです。
赤囲い部分は、入力していた数字が非表示となり、レイヤ番号も非表示となりました。つまり、レイヤバーのボタンをマウス左ボタンでクリックし、レイヤ番号を消すと、そのレイヤが非表示となります。
青囲い部分は、入力していた数字がグレー表示となり、レイヤ番号の○囲いが無くなり、英数字のみの表示となりました。これは、「表示のみ」されている状態で、編集ができない状態です。
ちなみに、
レイヤグループボタン、レイヤボタンの上方に、ピンク色の線が入っているレイヤグループ・レイヤにはデータが有り、ピンク色の線が入っていないレイヤグループ・レイヤにはデータが無い状態を表しています。
また、ピンク色の斜線(/)・交差線(✕)はプロテクトレイヤであり、内容の変更はできません。
ピンク色の斜線(/)は、[Ctrl]+マウス左ボタン で「ON」「OFF」ができ、内容の変更はできませんが、表示・非表示の切り替えは可能です。
ピンク色の交差線(✕)は、[Shift]+[Ctrl]+マウス左ボタン で「ON」「OFF」ができ、内容の変更はできませんし、表示・非表示の切り替えもできません。
レイヤグループ名・レイヤ名を一覧表示で確認・編集する
レイヤグループを一覧表示したい場合は、その時選択されているレイヤグループ(赤▢で囲まれているレイヤグループ)をマウスの右ボタンでクリックします。
レイヤを一覧表示したい場合は、その時選択されているレイヤ(赤○で囲まれているレイヤ)をマウスの右ボタンでクリックします。
各レイヤグループ名やレイヤ名の編集は、一覧表示にした状態で、変更したいレイヤグループ名やレイヤ名をダブルクリックします。
「レイヤ名設定」ダイアログボックスが表示されますので、任意の名前を入力して、「OK」をクリックしてください。
レイヤボックス名も同様の方法での変更可能です。
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