文字位置を揃えて記入する『NOTEPAD』
お品書き
まず初めに・・・
職業上、JWCADを使用して完成図や変更図を作成することがあります。
施工数量などを設計図のJWCADデータに書き込んだりするのですが、その際に施工箇所面積の計算表も記載しないといけない時があります。
筆者は、『Excel to Jw_win』というアドインを使用して、エクセルで作成した表を貼り付けていくのですが、既存の表に書き込む場合や、JWCAD上で自分で一から表を作りたい人に、簡単に文字位置を揃えて記入していく方法をご紹介したいと思います。
まずは、『Excel to Jw_win』でエクセルで作成した表をJWCADデータに貼り付けてみます。
上のとおり、きれいに、しかもエクセル上で計算もされているので、電卓で計算する必要もありません。
今回は「文字位置を揃えて記入する」がテーマとなりますので、枠線はこのまま使用しつつ、数字部分のみ、手入力していきます。
上の状態から
文字の位置決め
まずは1パターンだけ、補助線で文字位置の基準を決める。
補助線が見えにくいので背景色を黒に変更
No.は整数で枠の中央に配置。W、H、面積は小数第二位までの数字で右寄り(ただし枠線に近すぎると見にくくなるので少し間を取りました。
その基準線に合わせて任意の数字を当てはめていきます。
まずは「No.」の列に任意の数字(今回は1)を表に合わせた大きさにし、基点を”中中”にし配置する。
1. 文字ボタンを選択
2.文字入力バーに1を記入
3.上部「基点」ボタンを選択し、文字基点設定の”中中”をクリック
「1」を基準線交差部分に右クリックで配置する。(文字サイズ6.5角では少しでかかったので6角に変更してます。)
右クリックで配置すると、線の交差部に基点を合わせて配置できます。
次に「W」「H」「面積」の列に任意の数字(今回は0.00)を表に合わせた大きさにし、基点を”右中”にし配置する。(0.00の右端を「W」「H」「面積」の補助線の交差部に配置する。)
基準点を決定してコピペする
この際文字配列の基準に引いた補助線を消します。(線が多いと煩わしいので・・・)
で、一連の動作で貼り付けた文字をコピーする。
1.「範囲」ボタンをクリック
2.「2」のあたりを左クリック
3.「3」のあたりを右クリック(文字を選択する場合は右クリックで選択)
次に上で選択した範囲を基準点を決定してコピーする。
1.「基準点変更」ボタンをクリック
2.「2」の交差部を右クリック
メニューバー「編集」をクリックしコピーを選択する。
以上で、No.枠の左下を起点とする文字列のコピーができました。
矢印の位置に基点を合わせて右クリックし、文字列を貼り付ける。
これを1列貼り付ける。
同じ要領で次は1列基点コピーし、1列毎に貼り付ける。
1.「範囲」ボタンをクリック
2.「2」のあたりを左クリック
3.「3」のあたりを右クリック(文字を選択する場合は右クリックで選択)
1.「基準点変更」ボタンをクリック
2.「2」の交差部を右クリック
メニューバー「編集」をクリックしコピーを選択する。
基点を合わせて各列に貼り付けていく
同様のやり方で、範囲選択、基準点の変更、コピーを行い残りの必要な欄を埋めていく。
「NOTEPAD」で文字の変更
次に文字を変更していきます。
まずは「No.」を変更していきます。
1. 「文字」ボタンをクリック
2. 「基点」ボタンをクリック
3. 「文字基点設定」>「文字基点」◯中中を選択
で、文字の基点設定をしておく
ツールバー「範囲」をクリックし、変更する「No.」列を選択する。
1. 「文字」ボタンをクリック(基点ボタンが 「基点(中中)」であることを確認する)
2.『NOTEPAD』ボタンをクリック
↓ メモ帳が現れる。
このメモ帳の
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
を、
上から順に、
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
に、書き直し、
ファイル > 上書き保存 > 閉じる でメモ帳を閉じると、
1〜10に番号が変更されました。
以下、11以降のNo.も同様に変更する。
変更完了
次に、W・H・面積欄の数値を変更していきます。
まずは、文字位置を合わします。
次に変更していく数値は右詰めで合わせていきますので、
1. 「文字」ボタンをクリック
2. 「基点」ボタンをクリック
3. 「文字基点設定」>「文字基点」◯右中を選択
で、文字の基点設定をしておく
まずは、上の文字色が変わっている範囲を選択する。
続いて、
「文字」ボタンをクリック(基点ボタンが 「基点(右中)」であることを確認する)し、「NOTEPAD』ボタンをクリック。
メモ帳が下のように現れる。
このメモ帳は、1数値ごとに縦に並んでいます。
今回3列を選択しています。
この縦に並んだ数値は、3列選択した上部の数値から対応していきます。つまり、
左上
中上
右上
・
・
・
と、順に対応していきます。
上のメモ帳のように打ち込むと、下のように並びます。
→→→
→→→
と対応しているのをご確認ください。
以上、同様に『NOTEPAD』を使用して記入していく。
記入完了
↓ 『Excel to Jw_win』でエクセルで作成した表をJWCADデータに貼り付けた表
左詰・右詰もしくは中央か、文字位置の基準を定めて、『NOTEPAD』で文字を打ち込んでいくと、上記のとおり、規則的に文字が打ち込めます。
機会があれば、ぜひご利用ください。
03-DEC-2020 追記
JWCADの文字記入に関しましては、こちらもご参照下さいませ。