文字の記入あれこれ③
02-Dec-2020
[JWCAD]の文字の記入あれこれについてご紹介いたします。
今回は、「特殊文字の記入方法」「文字を均等に割り付ける方法」「特定の文字列を他の文字列に一括置換する方法」についてでございます。
特殊な文字を記入する
JWCADで、㎥ や ㋐ などの特殊文字を記入する場合、予め決められたJWCAD独自の書式があります。
これはJWCAD独自の書式であり機能ですので、特殊文字を記入した図面データを他のCADで開くと、文字化けしますのでご注意ください。
「m^u2」→「m²」
「X^d2」→「X₂」
「〇^o1」→「①」
「〇^w99」→「〇の中に99」
○囲い文字、数字3桁以上は、上記のやり方ではできません。「[JWCAD]文字の記入あれこれ② 文字を円の中央に配置する」で、円の中心に文字を配置する方法をお試しください。
[JWCAD]文字の記入あれこれ②
文字を均等に割り付ける
JWCADで文字を均等に割り付けたい場合、割り付けたい文字幅の差の数だけ「・」(中点)を文字列最後に付け足すと可能です。
例えば、5文字幅で統一したい場合、4文字の文字列の最後に一つ「・」を付け足します。
「建築面積」の最後に「・」を付け足すします。
表題の「建築物の面積表」を「建築物の面積表・・・・」に書き換えると、
こんな感じになります。
ちなみに半角だけ追加したい場合、半角の「・」を付け足すことで可能です。また、文末に「・」を表示したい場合は、「・」の後ろに「 」(スペース)を付け足すことで表示させることが可能です。
逆に、「5文字の文字列を4文字幅にしたい」という風に、幅を狭めたい場合は、文字列の最後に、「^1」~「^9」と記入してあげます。「^1」で半角1文字分(「^9」の場合、半角9文字分)文字列を狭めることが可能となります。
「1階床面積」・「2階床面積」の最後には、半角2文字分=全角1文字分の「^2」を追記しています。
特定の文字列を他の文字列に一括置換する
特定の文字列を一括で他の文字列に置き換える場合、「NOTEPAD」機能を利用すると効率的に置換作業が進みます。
上の赤囲い部分「便所配水管」を「便所排水管」に改めたい場合、ツールバー[文字]コマンドをクリックし、コントロールバー[範囲選択]ボタンをクリックし、置換したい文字列を含む範囲を選択し[選択確定]をクリックします。
[選択確定]をクリックすると、コントロールバーが下のように表示されますので、右端の[NOTEPAD]をクリックします。
メモ帳が表示されます。
メモ帳の「編集」メニューから「置換」を選択します。
「置換」ダイアログボックスが表示されます。「検索する文字列」には ” 配水 ”、「置換後の文字列」には ” 排水 ” と入力し、「すべて置換」をクリックします。
「NOTEPAD」上で、置換されたことが確認できたら、[ファイル]>[上書き保存]と進み、メモ帳を閉じてください。
JWCAD上でも一括置換が完了しました。
「NOTEPAD」については、こちらでも紹介させていただいております。
[JWCAD]文字位置を揃えて記入する『NOTEPAD』