ふんわりマクロ ①
05-Sep-2020
お品書き
ゴリゴリではなくふんわりと
筆者は本格的なマクロを使用することはないのですが、同じ作業の繰り返しが多くなる場合は、ふんわりとマクロを使用します。ゴリゴリではなくふんわりです。
今回の例は、特にマクロを使用しなければならないようなものではありませんが、マクロの使用方法をふんわりとお伝えできればと思います。
⬆️の表の、
① 曜日の記入 本来ならオートフィルで記入していきますが、あえてマクロで
② 5日ごとに罫線を入れる
③ 日曜日、祝祭日を水色で着色&赤文字に変更
ぐらいで、ふんわりマクロが理解できるのではないでしょうか
マクロの記録
まず、
1.リボンにある「開発」タブボタンをクリック
2.「相対参照で記録」をクリック
リボンに「開発」がない場合は、
リボン「ファイル」>最下段にある「オプション」>リボンのユーザー設定
「エクセルのオプション」ダイアログ、リボンのユーザー設定が「メインタブ」になっていることを確認し、「開発」を☑️する
① 曜日を記入していく
本来なら曜日を記入するにはオートフィル機能を使えば良いのですが、あえて、マクロで曜日を入れていきます。
1. まず、最初に文字を入れたいセルを選択しておく。
2. 「マクロの記録」をクリック(「相対参照で記録」が選択されているか確認)
3. 「マクロの記録」ダイアログが出現するので、適当に記入
自分でわかればなんでも良いです。今回はショートカットを「ctrl+q」で登録し、OKをクリック。
4. 9月1日は火曜日なので、火〜月までを該当セルに記入する。
5. 4.を記入し終えたら、次の出だしのセルを選択し、記録を終える。
6. 次の出だしとなるセルが選択されていることを確認し、3.で決めたショートカットキー(今回は「ctrl+q」)を押してみると、
「火〜月」が自動記入され、次の出だしとなるセルが選択されています。では、「ctrl+q」を最後まで連打しましょう!
7. はみ出した部分は消去してください。で、曜日記入完了。」
② 5日ごとに罫線を入れる
5日ごとに罫線を入れていきます。
1. 罫線を引き出すセルを選択
2. 「相対参照で記録」が選択されていることを確認し、「マクロの記録」をクリック
3. 「マクロの記録」ダイアログが出現するので、適当に記入
自分でわかればなんでも良いです。今回はショートカットを「ctrl+w」で登録し、OKをクリック。
4. 罫線引き出しセルから5列選択し、罫線を選択(今回は細線を選択)し、OKをクリック
5. 4.を記入し終えたら、次の出だしのセルを選択し、記録を終える。
6. 次の出だしとなるセルが選択されていることを確認し、、3.で決めたショートカットキー(今回は「ctrl+w」)を押してみると、
マクロに登録した動作(5列ごとに罫線〜次の罫線引き出しセルの選択)ができました。では、「ctrl+w」を最後まで連打しましょう!
7. 罫線が最後まで引けました。
ただし、マクロを使用すると、連続した動作となりますので、上のように望まない変更をしてしまいがちです。今回くらいであれば、すぐに手直しが効きますので問題ないですが、望まない変更が多々生じる場合は、マクロの組み方を考慮し直すか、マクロの使用手順を考慮し直すか検討してください。
③ 日曜日、祝祭日を水色で着色&赤文字に変更
日曜・祝祭日に水色で着色&赤文字にしていきます。
1. 変更したい列の出だしのセルを選択
2. 「相対参照で記録」が選択されていることを確認し、「マクロの記録」をクリック
3. 「マクロの記録」ダイアログが出現するので、適当に記入
「日曜・祝祭日」の「・」は、マクロ名に使用できないので、マクロ名を「休日」にし、今回はショートカットを「ctrl+e」で登録し、OKをクリック。
4. 日曜日の1列を水色で着色&赤文字にし、次の日曜日の先頭セルを選択し、記録を終える。
6. 次の出だしとなるセルが選択されていることを確認し、3.で決めたショートカットキー(今回は「ctrl+e」)を押していく。
日曜日を連続して変更していき、続いて祝祭日を変更。で、完成。
上書き保存をしようとすると、
このようなダイアログが出現します。
今回は表を作成する上で、重複する作業の簡略化を目的としてマクロを使用しました。
表の作成を終えて、もう同じマクロは使用しませんので今回は「はい」をクリックして終了します。
作成したマクロの種類によっては、ずっと同じマクロを使用し続けたい場合があります。
その場合は「いいえ」をクリックして、任意の場所に、「Excel マクロ有効ブック」として保存していただくと、文字どおりマクロが有効なブックとして保存できます。