令和07年02月12日(水)は?
ボブスレーの日

1938年(昭和13年)のこの日、北海道・札幌で日本初の全日本ボブスレー選手権大会が開催されたことにちなみ、一般社団法人日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟が制定しました。
ボブスレーは、独特な形状と機構を持つ専用のそりに乗って、氷が張ったコースを滑走し、タイムを競う競技で「氷上のF1」と呼ばれています。
ボブスレーの魅力は、単なるスピード競技にとどまりません。そりの設計や選手の技術が勝敗を大きく左右するため、常に技術革新が求められる奥深さも持ち合わせています。
冬季オリンピックの正式種目にもなっており、スピード感やチームワークが重要なスポーツとして世界中で知られています。

オートファジーの日
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オートファジー研究の事業化を促進し、国民生活の向上に寄与することを目的として活動している一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム(大阪府箕面市)が制定しました。
オートファジーとは、細胞の新陳代謝と有害物質の除去という二つの作用を通じて、細胞の健康を守る生命の仕組みを指す科学用語です。この機能が健康維持に非常に重要であることが科学的研究から明らかになっています。
日本オートファジーコンソーシアムは、科学に基づいたオートファジーの理解と標準化指標の必要性を関係者に啓発し、一般の人々へもその正しい知識の普及と啓発活動を行うことを目的としています。
日付は、1963年のこの日にロンドンで開催された公式の場で、ベルギーの生化学者クリスチャン・ド・デューブによって初めて「オートファジー」という用語が使われたことに由来しています。
2016年に大隅良典先生がこの分野の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。オートファジーの仕組みを理解することで、老化やがん、神経変性疾患などの治療法開発にもつながる可能性があり、期待が高まっています。
ブラジャーの日

女性下着などを中心とした衣料品のトップメーカーである株式会社ワコールが制定した日です。
日付は、1914年2月12日にアメリカのメアリー・フェルプス・ジェイコブがハンカチをリボンで結んだだけの、ブラジャーの原型となるものを考案し、特許を申請したことに由来しています。
これにちなみ、ワコールでは「ブラジャー検定」や「ブラリサイクルキャンペーン」などを行っています。
メアリー・フェルプス・ジェイコブの発明は、当時の女性たちにとって革新的なものでした。それまで主流だったコルセットは息苦しく、健康にも悪影響を及ぼすものでしたが、彼女の考案したブラジャーは快適さと機能性を両立させ、多くの女性から支持を得ました。
旧暦:1月15日
六曜:先負(せんぷ・せんまけ・さきまけ)
何事も控えめに平静を保つ日。
「先んずれば即ち負ける」という意味がある日で、午前は凶、午後(14時以降)は吉と言われています。
「負」という漢字が使われていることから、訴訟、勝負事、契約なども良い結果を得られないとされますが、午後以降は凶から吉に転じるため、どうしても何かこの日にすべきことがある場合は、14時以降にできるかどうか予め検討するとよいでしょう。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:壬子(みずのえね/じんし)
日家九星:四緑木星(しろくもくせい)
二十八宿:箕宿(きしゅく)
動土、池掘り、集金、改築に吉。
婚礼、葬儀に凶。
十二直:開(ひらく)
運が開ける日。
入学、開業、造作、婚礼、出張等は吉。
葬式等は凶。
七十二候:黄鶯睍睆(うぐいすなく)

第二候。立春の次候。
ウグイスが美しい声で鳴き始める頃。
この時期になると、冬の寒さが和らぎ始め、自然界では小鳥たちが春の訪れを告げるかのようにさえずり始めます。
「睍睆(けんかん)」とは、鳴き声が美しいという意味で、その美しい音色からウグイスは、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。
「ホーホケキョ」という、おなじみのさえずりは雄に限ったもので、気象庁では、このウグイスのさえずりを初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」として、梅や桜の開花とともに観測しています。
ウグイスの初鳴きは、一般に温暖な地方ほど早く、沖縄や九州では2月20日頃、北海道では4月30日頃と、「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上します。
ウグイスが別名「春告鳥(はるつげどり)」や「報春鳥(ほうしゅんちょう)」と呼ばれるのも、春の訪れを告げる鳥であることから由来しています。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
雑節:上元(じょうげん)
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上元とは、中国や日本の伝統文化における年中行事の一つで、旧暦の1月15日、元宵節とも呼ばれます。 この日、小豆がゆを食べると一年中の災いを避けられるとされる。 上元は、中国の古くからの三元(上元、中元、下元)の祭りの一つで、道教の信仰に根ざしています。 上元は天官、天帝が人々に福を授ける日とされ、人々は灯籠を灯して祈りを捧げました。
この風習は奈良時代から平安時代にかけて日本にも伝わり、宮中行事として取り入れられました。 貴族たちは宴を催し、詩歌を詠んだり灯籠を楽しんだりしたと言われています。
上元節の主な風習と行事は以下の通りです。
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- 灯籠祭り:色とりどりの灯籠を飾り、街や家々を幻想的に彩ります。 灯籠の明かりは悪霊を払い、幸運を招くと信じられています。
- 元宵団子:中国では、「湯円」と呼ばれる白玉のような団子を食べる習慣があります。 団子の丸い形は家族の団欒を象徴しています。
- 謎解き(猜灯謎):灯籠に書かれた謎を解く遊びで、知恵比べとして親しまれています。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。
天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
母倉日(ぼそうにち)

七箇の善日の一つ。
「母が子を育てるように、天が人を慈しむ日」という意味で、何事にも吉となる日。
特に婚礼は大吉とされています。
天火日(てんかにち)
五行説における、「天火」のエネルギーの強い日で、屋根葺き、棟上げをすると火災が起きると言われています。
かまど造り・種まきなどを忌む。
狼藉日(ろうしゃくにち)
大禍日、滅門日とともに三箇の悪日の一つ。
この日を慎まずに過ごすと、万事に失敗すると言われています。
天火日と全く同じ日取りとなります。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:八専(はっせん)

八専とは、陰暦において、壬子(みずのえね)から癸亥(みずのとい)までの12日間のうち、丑(うし)・辰(たつ)・午(うま)・戌(いぬ)の4日を除いた8日間のことを指します。
この八専は、一年に6回あり、その期間中は雨が降りやすいと言われています。
また、嫁取り、建築、売買、仏事などを行うには不吉であるとして、忌み嫌われてきました。