Excelの条件付き書式で、特定セルの前後○%範囲内を条件に当てはめる
28-Jan-2021
Excelでの作業で、特定セルの数値の、前後1%範囲内のセルを強調したい場合のやり方を備忘録としてここに記します。数式に関しては一例にすぎません。任意の数式で当てはめてください。
赤囲い箇所のパーセント数値を、青囲い箇所の数値の前後1%以内であれば、セルに色を付けて強調するように、条件付き書式を設定します。
「条件付き書式」を設定したい列の、最初のセル(ここでは F2)を選択した状態で、[ホーム]タブ → [スタイル]グループの「条件付き書式」→「新しいルール」を順にクリックします。
「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されるので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックし、下図の表示になりましたら、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=AND(F2<=D2+1%,F2>=D2-1%)」と入力します。意味は、「上図の赤囲い部分のセルが、青囲い部分のセルの1%足したもの以下か、1%引いたもの以上の値」という意味です。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=AND(F2<=D2+1%,F2>=D2-1%)」と入力したら、[書式]をクリックします。新たに「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されますので、任意の強調方法を選択し「OK」をクリックしてください。ここでは「塗りつぶし」で薄いオレンジを選択しました。
「条件付き書式」を設定したセルを選択し、右下の緑■をダブルクリックします。
ちなみに、このセル”F2”には「=E2/B2」という数式が入っています。
下のセルに数式と「条件付き書式」がコピペされ、該当するセルが薄いオレンジで「塗りつぶし」されました。
「自社価格 C」が「最低制限価格 B」の前後1%範囲内であれば、強調したい場合
「自社価格 C」の1つ目のセル(E2)を選択し、[ホーム]タブ → [スタイル]グループの「条件付き書式」→「新しいルール」を順にクリックし、「新しい書式ルール」ダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックし、下図の表示になりましたら、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に
「=AND(E2<=C2*1.01,E2>=C2*0.99)」と入力します。意味は、「上図の赤囲い部分のセルが、青囲い部分のセルの1%多いもの以下か、1%少ないもの以上の値」という意味です。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=AND(E2<=C2*1.01,E2>=C2*0.99)」と入力したら、[書式]をクリックします。新たに「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されますので、任意の強調方法を選択し「OK」をクリックしてください。ここでは先ほど同様「塗りつぶし」で薄いオレンジを選択しました。
「条件付き書式」を設定したセルを選択し、右下の緑■をダブルクリックします。
下のセルにコピペされました。
しかし、先ほどと違い、こちらは「数式」ではなく「数値」ですので全て同じ「数値」でコピペされました。
下図の赤囲い部分「オートフィルオプション」の▼部分をクリックします。ダイアログが開くので、「書式のみ(フィル)」にチェックを入れて下さい。
下のセルに条件付き書式を含む、「書式のみ」がコピペされました。