数式・関数に使用する演算子
15-Dec-2020
Excelでは、+-*/を使う四則計算をはじめ、たくさんの演算子があります。計算式や関数を使用する際によく使う「演算子」をまとめましたのでご参考にしていただければ幸いです。
算術演算子
種類 | 演算子 | 意味 | 例 |
算術演算子 | + | 加算(たし算) | =12+34 |
– | 減算(ひき算) | =12-34 | |
* | 乗算(かけ算)「×」 | =12*34 | |
/ | 除算(わり算)「÷」 | =12/34 | |
^ | べき乗 (n²,n³・など) | =2^3 |
加算(たし算)
=12+34の場合
=G1+H1(加算するセルを指定する場合)
減算(ひき算)
=12-34の場合
=G1-H1(減算するセルを指定する場合)
乗算(かけ算)
=12*34の場合
=G1*H1(減算するセルを指定する場合)
除算(わり算)
=12/34の場合
=G1/H1(減算するセルを指定する場合)
べき乗
=2^3の場合
=G1^H1(べき乗するセルを指定する場合G1のH1乗)
比較演算子
種類 | 演算子 | 意味 | 例 |
比較演算子 | = | 一致 | A1=50(A1が50であれば・・・) |
<> | 不一致 | A1<>50(A1が50でなければ・・・) | |
> | (左が右)より大きい | A1>50(A1が50を超えていれば・・・) | |
>= | (左が右)以下 | A1>=50(A1が50以上であれば・・・) | |
< | (左が右)より小さい | A1<50(A1が50未満であれば・・・) | |
<= | (左が右)以下 | A1<=50(A1が50以下であれば・・・) |
IF関数での使用例は、↓のようになります。
文字列演算子
種類 | 演算子 | 意味 | 例 |
文字列演算子 | & |
文字列を結合する(数式に文字列を入力する場合は ” で囲む。(“〇〇”) |
=A1&” 御中” |
2つのセルの別々の文字列を結合させたいときや、宛名などで、任意のセルの文字列と”御中”や”様”などと結合させたいときに使用します。
↑1行目C1は、「=A1&” 御中” 」と数式を入れて、「株式会社○○商店 御中」と表示されるようにしています。2行目はA2のセル(株式会社○○商店)とB2のセル(様)を結合させているのですが、間に空白を入れるために、” (スペース)”を入れています。数式としては「A2&” ”&B2」です。
論理演算子
種類 | 演算子 | 意味 | 例 |
論理演算子 | AND | 指定した2つの条件をともに満たす場合 | =IF(AND(50<=A1,C2=”A”),・・・ |
OR | 指定した2つの条件のどちらかでも満たす場合 | =IF(OR(50<=A1,C2=”A”),・・・ | |
NOT | 指定した条件に当てはまらない場合 | =IF(NOT(“C”=A1),・・・ |
AND使用例 =IF(AND(50<=B2,C2=”A“),”合格”,”不合格”)
学科で50点以上かつ実技でA評価を受けなければ合格できない場合の式となります。
OR使用例 =IF(OR(50<=B3,C3=”A“),”合格”,”不合格”)
学科で50点以上か実技でA評価を受けなければ合格できない場合の式となります。
NOT使用例 =IF(NOT(“C“=C4),”合格”,”不合格”)
実技がCでなければ合格の場合の式となります。
↓で、IF関数での「AND」「OR」の使用方法を紹介いたしております。あわせてご参照ください。
https://zouplans.net/archives/178