印刷時に表が切れてしまう時の対処法
04-Dec-2020
印刷時に表が切れてしまう時の対処法
エクセルドキュメントを印刷しようとすると横幅が途中で切れてしまったりすることがあります。原因としては、接続しているプリンターが作成時と違ったり、ドキュメント作成者がそもそも印刷範囲を意識することなく作成している場合などです。
ご自身で作成されたドキュメントならば、対応も容易かもしれません。しかし、他人が作成したドキュメントを印刷範囲に収めるために、いちいちセルの横幅を調整したりするのも手間がかかりますし、セル範囲を狭めたがために、数値が「####」と表示されたり、文字が途中で切れてしまったりとなっては二度手間、三度手間となってしまいます。
セル幅を調整せずに、印刷したい範囲を1ページに収めたい場合は、「ページレイアウト」タブ「拡大・縮小」で調整することをお勧めします。
印刷前に、「印刷プレビュー」で確認をしてみると、冒頭のエクセル画像での、Q列より右側が切れています。
↓ 冒頭のエクセル画像での、Q列より右側が別ページになっています。
上図赤囲い部分が、印刷する際に切れてしまう範囲です。
これを1枚の印刷範囲に収めたい場合は、[ページレイアウト]タブ >[拡大縮小印刷]グループ「横」の v をクリックし(下図①)、1ページ(下図②)をクリックします。
[拡大縮小印刷]グループの表示が下図のように変わり、横幅に関しては、1枚の印刷範囲に収まりました。
拡大・縮小の割合が少なくすむ場合は、この方法をお勧めします。
今回のサンプルドキュメントは、約3ページあるのですが、全ページを1枚に収めるために、[ページレイアウト]タブ>[拡大縮小]グループ「縦」で、1ページを選択したら、
拡大縮小38%になりました。最初から小さい文字がさらに小さくなり読めなくなります。極端な拡大縮小はお勧めできません。ただし、横・縦の比が上のように極端でなく、バランスよく拡大縮小できるときは、用紙の向きや用紙サイズの変更をご考慮下さい。
各ページにタイトル行を印刷したい場合
上のサンプルドキュメントを印刷する際に、タイトルとなる行(ここでは下図の部分)を印刷したい場合は、[ページレイアウト]タブ >[シートのオプション]グループ右下の「シートのページ設定」をクリックします。
「ページ設定」ダイアログボックスが表示されますので、「タイトル行」に任意の行、ここでは1行目を選択し、「OK」をクリックします。
下のように2ページ目にも、タイトル行となる行が印刷されます。(下段が2ページ目)