フォーム機能で入力を簡単にする
11-Nov-2020
エクセルで表を作成する際、コピペを多用する場合は置いといて、次々に新しいデータを入力する場合、例えば、
上のような横長だと、なにかとめんどくさくないでしょうか。
そんな場合にお試しいただきたいのが、「フォーム機能」でございます。
フォーム機能の設定
フォーム機能を使用する場合、機能追加をしないと使用できません。また、残念ですが、2020年11月11日現在、Mac版では使用できません。
クイックアクセスツールバーの右端のアイコンをクリックし、「その他コマンド」をクリック、
「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示されますので、左側が「クイックアクセスツールバー」になっているのを確認し、コマンドの選択を「基本的なコマンド」から「すべてのコマンド」に変更する。
「すべてのコマンド」がずらりと表示されます。リストの中央付近に「リスト」があります。
「フォーム」を選択し、「追加」をクリックすると、クイックアクセスツールバーに「フォーム」が追加されます。
フォーム機能で入力
では、冒頭の表に「フォーム機能」を使って、入力していきます。
まず、記入していきたい行の任意のセルを選択します。ここでは見出しとなる行の下の行の任意のセルを選択し、クイックアクセスツールバーに表示させた「フォーム」をクリックします。
上のようなダイアログボックスが表示されます。
「先頭行を見出しにしますか?」という内容ですので、「OK」をクリック。
上のようなフォームが表示されますので、順次入力してください。
ひと通り入力できたら「閉じる」をクリック。表に入力事項が反映されました。
が、
リストの記入内容によっては、上のように数字列が日付に変換されたりすることもありますので、事前にセルの書式を「文字列」に変更しておくか、数字列をリスト入力する際に、「‘」を先頭につけて入力するなどご注意お願いいたします。
引き続き下行にデータを記入していく場合は、フォーム入力ダイアログの「新規」をクリックします。
新しいダイアログボックスが表示されますので、入力していきます。
入力が終われば、次の行に入力する場合は「新規」、終了する場合はそのまま[Enter]キーを押すか、「閉じる」をクリックします。
データの数が増えてきた場合、フォーム入力ダイアログ右側の「検索条件」をクリックすると、「検索条件」の表示が、「フォーム」に変わります。
ここで、検索対象の「会員番号」や「姓」「名」を入力すると、お目当ての入力画面にジャンプしてくれます。
また、スライドバーや「前を検索」もしくは「次を検索」をクリックすることで、入力ページが切り替わります。
あと、注意事項としましては、上のやり方だと、1行飛ばしなどはできません。
1行飛ばしでクイックアクセスツールバー「リスト」をクリックしても、エラー表示されて、リストも表示されません。
あらかじめ、テーブルとしておけば、
テーブル範囲内ならどのセルでも使用できます。
機会がございましたらお試しください。
ちなみに・・・
フォーム機能から少しずれますが、、、
Excelのセルに、郵便番号を全角で入力し、変換すると、
郵便番号に該当する住所(都道府県・市区町村)が表示されます。
で、郵便番号で変換した住所を、本来ふりがなの文字列を取り出す「PHONETIC関数」で参照(ここでは「=PHONETIC(G2)」)すると、
全角で郵便番号が表示されます
このセルに、全角文字を半角文字に変換する関数「ASC関数」を追加します。
=ASC(PHONETIC(G2))
半角に変換されました。
郵便番号と住所を記入することがございましたら、お試しください。