特定の数値に記号を当てはめる方法
31-Aug-2020
お品書き
加算行と減算行を別式で計算する場合
エクセルで面積計算の計算書などを作成するとき、足していくばかりでなく、引いたりしないといけない時があります。
加算していくセルには =ROUND(PRODUCT(D列,F列,H列,K列),2)
という数式を入れています。PRODUCT( )は、( )内のセルや数値を乗算する関数です。ROUNDに関しては、[Excel]ROUND関数の使い方 を参照ください。
この数式では色塗り部の減算しないといけないセルに、別途数式を立てないといけなくなります。
加算していくセル =ROUND(PRODUCT(D列,F列,H列,K列),2)のPRODUCT関数の( )内に -1 を付け加えた =ROUND(PRODUCT(-1,D列,F列,H列,K列),2)の数式を、減算するセルに当てはめています。
加算行と減算行を同一式で計算する場合①
しかし、一枚の計算書に複数の数式が混在するのは避けたいところです。
間違いの元にもなります。
で、
C列に、減算する場合には -1 を記入することにしました。
そうすると、上図の黄色塗り部に見える式
=ROUND(PRODUCT(C列,D列,F列,H列,K列),2)
で、加算、減算とも、同じ式で統一できます。
加算行と減算行を同一式で計算する場合②
式の統一は、完了できましたが、「-1」が並んでいると、あまり綺麗に映らないないと思うのは、筆者だけではないと思います。
「-1」の代わりに「△」か「▲」が並んでいる方が、スマートに映るし、意味もわかりやすいのではないでしょうか。
特定の数値に記号を当てはめたいときは、セルの書式設定をユーザー定義で設定します。
任意のセル(ここでは -1 を挿入するセル)を選択し、右クリック、セルの書式設定を選択。ダイアログボックスの表示形式>ユーザー定義を選択し、種類(T)下のボックス内
G/標準 の前に
[=-1]”▲”;
を記入。下参照
すると、−1が▲と表記されます。
表記が変わっただけですので、計算上は -1 で認識されます。
機会がありましたら、一度お試しください。