エアサイクル
建築物全体の外壁を二重とし、南側の温室などの集熱部で日射熱を取り入れ、これを機動力にして二重壁(ダブルスキン)の間に空気を循環させ、夏季の遮熱、夜間の放熱による省エネルギーを図ったもの。
エアバリア
外部に面した開口部に沿って送風することで、開口部からの空調負荷を軽減する手法のこと。
一般に、窓ガラス面からの空調負荷が大きく、 また空調負荷の変動幅も大きいため、室内側ガラス面下部の窓台から室内空気を吹出し、窓面上部から これを吸いこむことにより、ガラス面およびブラインドに沿ってエアバリアを形成し、ガラス面からの空調負荷を軽減し負荷変動を緩和することができる。
エアフローウィンドウ
ブラインドを内蔵した二重窓のガラス間の空気層部分を空調することで、ペリメータゾーンの空調負荷の低減を図るシステム。
気層部分の空気を、夏期は外部に排出し、冬期は室内へ再循環させる。
AE減水剤
AE剤と減水剤の効果を併せ持つ混和剤。
コンクリートに空気泡が入る分空隙が多くなるため圧縮強度はやや低下するが、流動性が大幅に改善され、AE剤よりも更に単位水量を少なくすることができる。
AE剤
Air Entraining剤。コンクリート工事における空気連行剤。
多数の独立した空気泡を混入する混和剤で、コンクリートの流動性が改善され作業性がよくなる。コンクリートに空気泡が入る分空隙が多くなるため圧縮強度は低下するが、流動性が高まる分練混ぜ水を少なくできる。
AEP
アクリルエマルションペイント。合成樹脂のアクリルと顔料を主原料とした水溶性塗料。
ALCパネル
ALCは“Autoclaved Lightweight aerated Concrete” (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材。
板状に成型したものを「ALCパネル」と呼ぶ。
エクステリア
exterior:外部、外面、外側
建物の内部を除く敷地内空間(建物の外回りや周辺域の塀、門扉、垣などの屋外構造物や植物など)の総称。
外構。
エコセメント
都市ごみを焼却した際に発生する灰を主原料とし、必要に応じて下水汚泥焼却灰なども用いて製造されるもの。
資源循環型社会の構築への貢献を意図した、新しい概念に基づくセメント。
AE剤
Air Entraining剤。コンクリート工事における空気連行剤。
多数の独立した空気泡を混入する混和剤で、コンクリートの流動性が改善され作業性がよくなる。コンクリートに空気泡が入る分空隙が多くなるため圧縮強度は低下するが、流動性が高まる分練混ぜ水を少なくできる。
SRC造
鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。
柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートを打ち込み、一体構造にした建築工法。
鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)の長所を兼ね備えているが、その分、コストは割高。鉄筋[コンクリート]構造に比べて耐震性等に優れ、柱や梁の断面も小さくできるため、主として高層建築物に用いられる。
SOP
合成樹脂調合ペイント。
一般的に広くペンキと呼ばれる塗料。
長油性アルキド酸樹脂ワニス(別名:長油性フタル酸樹脂ワニス)を顔料と練り合わせてつくられる、酸化重合による自然乾燥型の塗料。
S造
鉄骨構造のこと。
建築物の躯体に鉄製や鋼製の部材を用いる建築の構造。
江戸間
関東間・田舎間
柱心々距離を6尺(=1間 )を基準とし、それを整数倍とする柱モジュール(柱割り)を原則とする。
畳の寸法は柱の平面寸法によってことなる。
エネルギーの使用の合理化等に関する法律
内外におけるエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じた燃料資源の有効な利用の確保に資するため、工場等、輸送、建築物及び機械器具等についてのエネルギーの使用の合理化に関する所要の措置、電気の需要の平準化に関する所要の措置その他エネルギーの使用の合理化等を総合的に進めるために必要な措置等を講ずることとし、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。(エネルギーの使用の合理化等に関する法律 第1章 総則 第1条 目的より)
エネルギー消費係数
CEC(Coefficient of Energy Consumption)
建築設備のエネルギー消費を評価する指標。
空調(AC)、空調以外の換気(V)、照明(L)、給湯(HW)、エレベーター(EV)の5種類のエネルギーの消費係数が示されており、値が小さいほど延べ面積当たりのエネルギー消費量は小さい。
(V・L・EVの場合)
CEC=年間実態消費エネルギー/年間仮想消費エネルギー
(AC・HWの場合)
CEC=年間実態消費エネルギー/年間仮想負荷
ここで、空調(AC)及び給湯(HW)の分母が仮想負荷で計算するのは、日射熱取得や換気による[熱損失]等の負荷の影響を考慮するためである。他の換気(V)、照明(L)、エレベーター(EV)に関してはそのような熱負荷を考慮する必要がないため年間仮想消費エネルギーで計算する。これで求めた数値が、下表のCECの各項に掲げる基準値以下となるように定められている。
エフロレッセンス
コンクリート中の水酸化石灰が炭酸化石灰となって、表面に白く析出したもの。
白華現象。
エボナイト
生ゴムに多量の硫黄を混ぜ加熱して得られる黒色の角質状の物質。
化学的に安定で電気絶縁性に優れる。
エポキシ樹脂
(化学式)末端に反応性のエポキシ基を二つ以上有し,エポキシ基の開環重合によって硬化する熱硬化性樹脂。
エポキシ樹脂は、それぞれにメリットを備えた一液性と二液性があり、機械的強度、耐熱性、耐薬品性等に優れ、幅広い分野で利用できる工業材料。
エポキシ樹脂注入工法
モルタルやコンクリートの床、壁、天井など浮きや亀裂など部分に、エポキシ樹脂を注入して補修する工法。
→アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
エリアマネジメント
地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための住民・事業者・地権者等による主体的な取り組み。
LED(発光ダイオード)
(建築関係)
半導体に電気エネルギーを与えると発光する。
特徴
・格段に寿命が長い。
・消費電力が少ない。
・発熱が少ない。
・環境負荷が小さい。
・熱に弱い。
・設備費が高い。など
塩化物含有量試験
1.レディーミクストコンクリートの塩化物含有量試験は、コンクリートの荷卸現場又は出荷時に工場で行ってもよい。これは運搬によって変化することがないためである。受入れの基準は塩化物含有量(イオン)0.3kg/m³以下である。
2.レディーミクストコンクリートに用いる細骨材(砂)の塩化物量はNaclに換算して0.04%以下とされている。
3.プレテンション部材の細骨材、ポストテンションのグラウト用モルタルに用いる細骨材(砂)の塩化物量はNaclに換算して0.02%以下とする。
鉛筆引っかき試験
塗膜の硬度試験。
塗膜の鉛筆引っかき抵抗性を鉛筆の芯の硬さを変えた時の塗料の破れで調べる試験。試験は機器を用いて行う。