塗装

(鋼橋関係)
物体の表面を塗料の塗膜又は塗膜層で覆う表面処理作業の総称。
一般的に物体の装飾や保護、防錆を目的として行われる。

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塗装橋

(鋼橋関係)
主として塗装によって防食を施した橋。
塗装は、鋼材表面に形成した塗膜が腐食の原因となる酸素と水や、塩類等の腐食を促進する物質を物理的に遮断(環境遮断)し鋼材を保護する防食法である。

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塗装系

(鋼橋関係)
塗装される又は既に塗装されている塗料の塗膜層の総称。
塗装の目的・効果から被塗装面を覆う環境までを考慮し、それらを満足するように作った、下塗りから上塗りまでの塗り重ね塗膜の組合せを総称する用語。

旧塗膜と塗替え塗装系の組み合わせ

塗替え
塗装系
旧塗膜
塗装系
素地調整 特徴
Rc-Ⅰ A,B
a,b,c
1種 ブラスト工法により旧塗膜を除去し、スプレー塗装する。
Rc-Ⅲ A,B,C
a,b,c
3種 工事上の制約によってブラストできない場合に適用する。耐久性はRc-Ⅰ塗装系に比べて著しく劣る。
Rc-Ⅳ C
c
4種 C塗装系の塗替えで下塗には劣化が及んでいない場合に適用する。
Rc-Ⅱ B
b,c
2種 工事上の制約によってブラストできなく、かつ、ジンクリッチプライマーを用いたB塗装系の旧塗膜、又はC塗装系の局部補修に適用する。
Ra-Ⅲ A
a
3種 A塗装系の塗替えで十分塗膜寿命を有していて、適切な維持管理体制がある場合や橋の残存寿命が20年程度の場合に適用する。
Rd-Ⅲ D
d
3種 暗く換気が十分に確保されにくい環境の内面塗装に適用する。

A 塗装系:一般外面・一般環境用
B 塗装系:一般外面・やや厳しい腐食環境用
C 塗装系:一般外面・腐食環境用
D 塗装系:箱げた等内面用
F 塗装系:現場添接部用

新設時塗装系は大文字。塗替え塗装系は2005年までは小文字、2005年からは R+小文字で表記される。

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塗装仕様

(鋼橋関係)
塗料の種類、標準使用量、膜厚、次の工程に移るまでの乾燥時間などをまとめたものを塗装仕様と呼ぶ。

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塗装工程

(鋼橋関係)
素地、下地の調整から上塗り完了までの作業順序。
塗装の目的、被塗装物体の素地状態、数量、用いる塗料の性質・性状、塗装場所の環境・条件によって、素地の処理、塗料の塗り方、乾燥の方法、塗膜形成後の処理法などを選択し、工程を考慮する。

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トップコート

(建築関係)
仕上げ材として外壁面に色彩、光沢などを与えるために用いられる。
二次的に耐候性、耐汚染性といった効果も得られ、アクリル、ポリウレタン、シリコン、フッ素などが一般的に使われてる。又、防水層の保護塗料の意味にも用いられる。

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ドミナントカラー

(建築関係)
配色全体の印象を支配する色。 主調色。

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ドライ膜厚

(鋼橋関係)
乾燥膜厚。
硬化・乾燥後の塗膜厚。

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トラッキング現象

(建築関係)
コンセントに溜まった埃が何らかの理由で水又は湿気を含むことにより、プラグの二極間に微弱な電流が流れる現象。
トラッキング現象により、コンセントに長時間熱が加わり、しいては絶縁劣化をきたし発火する。住宅の電気火災の原因の一つである。なお、トラッキング現象はコンセントを点検、清掃することにより防止できる。

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トラップ

(建築関係)
下水管からの臭気やガスが室内へ侵入するのを防ぐため、排水管の一部に、常時、水を溜めるようにした装置。
トラップに水を溜めて、排水管等からの臭気、有毒ガス、昆虫類が室内に侵入するのを防止することを水封といい、トラップに溜まって水封している水を封水という。

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ドラフト

(建築関係)
人体にとって不快な気流の総称。
室温よりも冷たい気流や室平均よりも速い気流が人体に当たると不快に感じる。

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塗料

(鋼橋関係)
対象物に保護的、装飾的又は特殊性能をもった塗膜を形成する液状、ペースト状又は粉末状の材料のこと。流動状態で物体の表面に広げると薄い膜になり、時間の経過につれてその面に固着したまま固体の膜となり、連続してその面を覆うもの。
塗料にはその機能に応じて1次防せいプライマー、防食下地、下塗塗料、中塗塗料、上塗塗料があるが、塗装はこれらを適切に組み合わせた複合的な防食方法である。

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ドルノ線(健康線)

(建築関係)
紫外線のうち、波長 290~ 310nmのものをいい、体内に骨の発育等に必要なビタミンDの生成に関与し、人体にとって保険上不可欠である。但し、ドルノ線は普通のガラスを透過しないので、日光浴の際には窓を開けるか、紫外線が透過するガラスを使用する。

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ドレンチャー設備

(建築関係)
ドレンチャーヘッドから放水し、水膜を張って隣接建物又は他の防火区画からの延焼を防止する。
ヘッド以外は乾式スプリンクラー設備とほとんど変わらないが、延焼防止が主目的のため、ヘッドは屋根や軒下や外壁等建物の外回りのほか、窓や出入口等の開口部にも設けられる。

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ドロマイトプラスター

(建築関係)
白雲石(ドロマイト)を焼成・消化してつくるマグネシア分20%前後を含む消石灰。[可塑性]に富むため、のり材不要の石灰系塗壁材料として使用される。

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