改質アスファルト防水の施工の留意点

(建築関係)
1.平場の改質アスファルトシートの張付けは、シート相互の重ね幅を100mm以上とし、2層の場合は、上下層のシートが接合部で重ならないようにする。
2.改質アスファルトシートの張付け時、トーチバーナーで改質アスファルトシートの裏面と下地をあぶり、アスファルトを溶融させながら平均的に押し広げ密着させる。
3.ルーフドレーン回り、配管立上りの部分との取合は、改質アスファルトシートをよくあぶり溶融させて入念に密着させる。
4.改質アスファルトシート防水の常温粘着工法では、シート裏面のはく離紙を剥がしながら転圧ローラーで平均に押し広げ転圧して密着させる。

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改良圧着張り工法

(建築関係)
タイルの張付け工法の1つ。張付けモルタルを下地面に塗り、タイル裏面全体にも張付けモルタルを塗り付けて、壁面に押し付けて張る工法。
改良圧着張り工法の施工の留意点
1.張付けモルタルの1回の塗付け面積の限度は60分以内に張り終える2m²(JASS)程度とする。
2.張付け順序は目地割に基づいて水糸を引き通し、窓、出入口回り、隅、角等に役物を先立って行う。
3.張付けに先立ち、下地側に張付けモルタル3~6mm(JASS19、4~6mm)をむらなく平坦に塗り付ける。
4.張付けは、タイル裏面に張付けモルタル3~4mm(JASS19、1~3mm)を平に塗り付けて張付け、タイル周辺からモルタルがはみ出すまでたたき締め、通り良く平らに貼り付ける。

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重ね塗り適合性

(鋼橋関係)
乾燥してできた塗膜の上に、決められた塗料を塗り重ねたときに、塗装上の支障が起こらず、正常な組合せ塗膜層が得られるための塗料の性状。

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かさ比重

(建築関係)
内部に空隙をもつ固体の比重(すなわち、粉体1cm³あたりの質量gで表し、g/cm3の単位で用いられ、単位体積あたりの質量が大きい(重い)か小さい(軽い)か比較判断できる。)で、その空隙を含めた単位容積当たりの質量。みかけの密度。

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可使時間

(鋼橋関係)
2以上の成分を混合して使用する塗料を混合した後、使用可能な最長の時間。ポットライフ。

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ガスエンジンヒートポンプ

(建築関係)
圧縮式ヒートポンプの駆動源としてガスエンジンを用いたもの。排ガスから熱を回収して高いエネルギー効率が得られる。

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かすがい

(建築関係)
両端を直角に曲げた金物。
石工事や木工事などの目地や継手などで使用される。

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カスケード利用

(建築関係)
資源やエネルギーを1回だけの使い切りにするのではなく、利用したことで性質が変わった資源や、利用時に出る廃棄物を別の用途に使い、その後もさらに別の用途に活かす、というように、高レベルから低レベルの利用へと多段階(カスケード)に活用すること。
例として、石油やガスなどで燃焼させたエネルギーで発電し、その排熱を冷暖房に利用し、さらにその排熱で給湯するなどのカスケード利用がある。

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ガスト影響係数

(建築関係)
突風などによる揺れを考慮した割増係数。
「ビル風」などの「突風」が多い市街地のほうが、ガスト影響係数は大きくなる。

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ガス漏れ火災警報設備

(建築関係)
建物内で万一ガスが漏れた場合、危険濃度になる前にガスを検知して警報などを発する。
ガスの性状によって警報機の種類や設置場所が異なる。空気より軽い都市ガスの場合は天井付近に、空気よりも重いLPガスの場合は床付近に設置される。

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カソード

(鋼橋関係)
外部回路へ電流が流れ出す電極であり、外部回路から電子が流れ込む電極。電気化学的に還元が起こる電極。

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カチコミ式

(建築関係)
くさび緊結式足場のこと。
一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱とし、緊結部付きの水平材、斜材等を建地の緊結部にくさびで緊結し、踏板を作業床とした足場。
部材がユニット化されており、ハンマー1本で組立が出来る。

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カーテンウォール

(建築関係)
建築構造上取り外し可能な壁であり、建物の自重および建物の荷重はすべて柱、梁、床、屋根等で支え、耐力を直接負担しない壁。

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加熱乾燥

(鋼橋関係)
塗布した塗料の層をあらかじめ設定された最低温度で加熱し、樹脂の架橋(分子量を増大)を促して硬化させる工程。加熱は暖めた空気の対流、赤外線の照射などによる。加熱乾燥させた塗膜は一般に硬い。
通常は66℃(150°F)以上の温度で乾燥する場合をいう。

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加熱減量

(鋼橋関係)
塗料を一定の条件で加熱したときに、塗料成分が揮発若しくは蒸発して減った質量の元の質量に対する百分率。
減量は主として水分、溶剤などの揮発や蒸発による。

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加熱残分

(鋼橋関係)
塗料を一定の条件で加熱したときに、塗料成分の一部が揮発若しくは蒸発して残ったものの質量の元の質量に対する百分率。
残分は主としてビヒクル(塗料の顔料を分散させる液状成分)中の不揮発分又はこれと顔料である。

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かぶり

(鋼橋関係)
塗料の乾燥過程で起こる塗膜の白化現象(ミルク状の乳白色を呈する現象)。溶剤の蒸発で空気が冷やされた結果、凝縮した水分が塗膜の表層に浸入し、又は溶剤の蒸発中に混合溶剤間の溶解力の均衡が失われて、塗膜成分のどちらかが析出するために起こる。通常、ラッカーなど揮発乾燥形塗料に起こりやすい。

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かぶり厚さ

(建築関係)
鉄筋表面とこれを覆うコンクリート表面までの最短距離。
コンクリートのかぶり部分は、鉄筋に対する耐火被覆、防錆、付着力の確保に役立っている。

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仮ボルトの締め付け

(建築関係)
1.仮ボルトは中ボルトを等を用い、高力ボルト継手の1郡の1/3程度かつ2本以上をバランス良く配置し締め付ける。
溶接とボルトの混用継手ではボルト1郡の1/2程度かつ2本以上を配置する。
2.溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、全数高力ボルトとし、全数締め付け後に柱の溶接をする。

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皮張り

(鋼橋関係)
塗料が貯蔵中に容器の中で空気と接触する表面に皮を作る現象。

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乾燥

(鋼橋関係)
塗付した塗料の薄層が、液体から固体に変化する過程の総称。
塗料の乾燥機構には、溶剤の蒸発、揮発、塗膜形成要素の酸化、重合(1つの化合物の2個以上の分子が結合して、幾倍かの分子量の新たな化合物となる反応)、縮合(同種または異種の2分子から、水・アルコールなどのような簡単な分子を分離して新たな化合物をつくる反応)などがあり、乾燥の条件には自然乾燥、強制乾燥、加熱乾燥などがある。また、乾燥の状態には、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥などがある。

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顔料

(鋼橋関係)
一般に水や溶剤に溶けない微粉末状で、光学的、保護的又は装飾的な性能によって用いられる物質。無彩又は有彩の、無機又は有機の化合物で、着色、補強、増量などの目的で塗料、印刷インク、プラスチックなどに用いる。屈折率の大きいものは隠ぺい力が大きい。

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