令和07年07月01日(火)は?
半夏生(はんげしょうず)

二十四節気の一つ「夏至(げし)」から数えて11日目に当たる日で、農作業の節目として重要視される日です。これは旧暦では初夏に当たる時期で、梅雨明けを控えた季節の節目に位置付けられています。
この時期には、植物「半夏(カラスビシャク)」が芽吹くとされ、自然界に新たな生命の息吹を感じる瞬間ともいえるでしょう。その景色には、自然のリズムが織りなす美しさが込められています。カラスビシャクとは、サトイモ科の植物の一種で、別名や、乾燥させた根茎は半夏の名で知られています。
古来より、人々はこの日を農作業の節目や健康祈願の日として大切にしてきました。厄除けや豊作を願う風習が根付いており、日本ならではの暦文化の一端を感じさせます。その情緒と伝統は、現代においても大切に受け継がれています。
冷コーの日

ラジオパーソナリティであり、冷コー愛好家でもある黒江美咲さんによって制定されました。
「冷コー」(レイコー)は、喫茶店文化から生まれ、西日本を中心に広く親しまれてきたアイスコーヒーの呼び名です。この親しみやすい言葉をさらに多くの人々に広めるとともに、アイスコーヒーを楽しむきっかけを提供したいという願いが込められています。
日付は、梅雨明けからお盆までの期間がアイスコーヒーの最盛期とされ、本格的な夏の到来を象徴する日でもあります。この記念日はクラウドファンディングを通じて、多くの「冷コー」ファンの賛同を得て誕生しました。
ファシリティドッグの日

特定非営利活動法人「シャイン・オン・キッズ」が認定した記念日です。
この日には、病院などの医療施設に常勤して、入院中の子どもやその家族に心の安らぎを与えるために特別な訓練を受けた犬「ファシリティドッグ」の存在とその意義を広めることを目的としています。
日付は、2010年7月1日に「ファシリティドッグ」が日本で初めて静岡県立こども病院で導入されたことにちなんで制定されました。
旧暦:6月7日
六曜:赤口(しゃっく・しゃっこう)

凶日。特に祝事は大凶。 六曜の中で仏滅に次ぐ凶日。
午の刻(午前11時~午後1時)は吉。それ以外は凶。訴訟や契約は避けるべき日とされています。
「赤」という字から、火や血を連想させることから、火の元・刃物に気をつけるべき日とされています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:辛未(かのとひつじ/しんび)
日家九星:二黒土星(じこくどせい)
二十八宿:尾宿(びしゅく)
結婚、開店、移転、造作、新規事に吉。
着始め、仕立てに凶。
十二直:除(のぞく)
万物を折衝して百凶を除き去る日(障害を取り除いてくれる日)ということで、「除く」と言われています。
井戸掘り、治療開始、祭祀などは吉。
婚礼、動土(地面を掘り返して土を動かす)は凶。
七十二候:半夏生(はんげしょうず)

第三十候。夏至の末項。
カラスビシャク(烏柄杓)が生え始める頃。
農家にとって重要な節目の日とされ、この日までに田植えを終えるのが一般的な風習です。半夏生以降は田植えを行わないという慣習も見られます。また、「半夏生前なら半作とれる」という言い伝えがあります。これは、たとえ田植えが遅れても、半夏生までに終えていれば、平年の約半分の収穫は期待できるという教えです。
半夏生には、田の神を祀り、豊作を祈る風習や、地域によってはタコを食べる風習も残っています。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦中下段:
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
五墓日(ごむにち)
五つの墓を意味する凶日。
この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。
家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀は凶とされています。
選日:大犯土(おおづち)
庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。
犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。
これらの内容は土用と共通しています。