令和07年03月17日(月)は?
家族と終活を話し合う日

葬儀や墓地、終活事業を手がける株式会社ニチリョクが制定しました。
この日は、人生の終わりに向けた準備である「終活」を、個人で抱え込むのではなく、家族や大切な人々と共有し、話し合うことを目的としています。
日付は、現世と来世が最も近づくとされる彼岸の時期に設定されました。彼岸は家族がお墓参りなどで集まる機会が多いため、終活についても自然に話題にしやすいという理由から、春と秋の「彼岸の入りの日」が選ばれています。
みんなで考えるSDGsの日

総合PR会社である共同ピーアール株式会社の研究機関「PR総研」が制定しました。
この日は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)について、企業が取り組むさまざまな活動をより多くの人々に広めることを目的としています。また、企業だけでなく、一人ひとりがSDGsについて考え、行動するきっかけとなる日でもあります。
日付は、持続可能な世界の実現に向けたSDGsの17の目標にちなみ、「みんな(3)」で「17」の目標を達成しようという願いを込めて設定されました。
国産なす消費拡大の日

冬春なすの主産6県(高知園芸連、全農ふくれん、熊本経済連、全農岡山、佐賀経済連、全農徳島)で構成する冬春なす主産県協議会が制定。
4月17日の「なすび記念日」とともに、毎月17日をなすの消費を増やす日にするのが目的。
旧暦:2月18日
六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)
急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉、午後からは凶となります。
葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:乙酉(きのととり/おつゆう)
日家九星:一白水星(いっぱくすいせい)
二十八宿:危宿(きしゅく)
壁塗り、船普請、酒造に吉。
衣類仕立て、高所作業に凶。
十二直:破(やぶる)
物事を突破する日。
訴訟、出陣、漁猟、服薬に吉。
祝い事、契約事は、凶。
七十二候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

第九候。啓蟄の末候。
冬を越えたさなぎが羽化し、美しい蝶へと生まれ変わる頃。
ここで登場する「菜虫」とは、アブラナや大根などの葉に付く青虫のことで、代表的な例としてはモンシロチョウの幼虫が挙げられます。モンシロチョウは、馴染み深い身近な蝶として、公園や畑、学校の校庭などさまざまな場所でその小さく可愛らしい姿を垣間見ることができます。蝶へと生まれ変わり、ひらひらと美しく舞う姿は、まさしく春の象徴と言えます。
昔の人々は、蝶のことを「夢見鳥」や「夢虫」と呼び、その幻想的な姿に夢心を抱いたと言われています。これらの呼称は、古代中国の思想家・荘子の説話『胡蝶の夢』に由来していると伝えられています。説話では、荘子が夢の中で蝶となり、自分は蝶であり、現実は蝶の夢であるのではないかと考えて、人間と蝶との境界が曖昧になる様子が描かれています。このエピソードが示すように、「夢見鳥」や「夢虫」という名前は、蝶が放つ儚さと美しさを見事に表現しているのです。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
雑節:彼岸(ひがん)

真ん中にあたる春分・秋分を「彼岸の中日(ちゅうにち)」といい、前後3日を合わせた七日間。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」といいます。
仏教では、私たちの住む煩悩の世界を此方(こちら)の岸、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、ご先祖様の霊が住む世界を彼方(あちら)の岸、と考えられていて、此方の岸を「此岸(しがん)」、彼方の岸を「彼岸(ひがん)」といいます。
この極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。中日に夕陽を拝むと功徳があるといわれています。
この習慣は仏教にはなく、日本独自のものです。
お寺では、この期間「彼岸会(ひがんえ)」の法要が営われます。
暦注下段:
※3月17日 06:30削除・追記
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
復日(ふくにち)
重日と同じ効果があるとされる日。 この日に善行を行うと、重複して大吉になるとされています。
五墓日(ごむにち)
五つの墓を意味する凶日。
この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。
家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀は凶とされています。
往亡日(おうもうにち)
「往(行)きて亡くなる」という意味で、遠出、参拝、移転、嫁入りなどの「往(行)く」ことが凶となる日です。
時下食(ときげじき)
流星の一種である天狗星(てんこうせい)の精が食事のために下界に下りて来る時間とされています。
この時に人間が食事をすると、食物の栄養が全て天狗星の精に吸い取られてしまうとされ、その残りを食べると災いがあると言われています。
3月18日は、午前0時前後の2~3時間。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:
※3月17日 06:30追記
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
「一粒の籾が万倍に実って稲穂になる」という意味のある吉日。 開業、開店など、新しいことを始めると大きく発展するとされていますが、金銭の借り入れなどは苦労が増えるため凶とされています。 一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なることが多々あります。その場合、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なった場合は半減します。
不成就日(ふじょうじゅび)
何事も成就しない日。
特に、婚姻事、新規事には向いていない。
十方暮(じっぽうぐれ)
六十干支で甲申の日から癸巳の日までの10日間をいいます。この間は天地陰陽の五行が相剋の関係になり、十方の気が塞がる凶日と言われています。
結婚、相談事に凶とされる。