令和07年03月16日(日)は?
折りたたみ傘の日

岐阜県関市に本社を構える株式会社イマオコーポレーションが制定しました。
同社は、産業機械用部品の製造販売を主業とし、海外の優れた商品の輸入販売も手がけています。その輸入商品の一つが、ドイツのハンス・ハウプト氏(Hans Haupt)が世界で初めて発明し、特許を取得した「クニルプス(Knirps)」と名付けられた折りたたみ傘です。この記念日には、折りたたみ傘がドイツ発祥であること、そして「クニルプス(Knirps)」が折りたたみ傘の代名詞として知られることを多くの人々に広めるという目的があります。
日付は、ハウプト氏が特許を取得した1928年3月16日に由来しています。
赤いサイロの日

北海道北見市に本店を構え、お菓子の製造販売を手がける株式会社清月が制定。
同社の看板商品である「赤いサイロ」は、北海道産の牛乳、練乳、小麦、卵といった北の大地の恵みをふんだんに使用したチーズケーキです。1996年の発売以来、牛乳とチーズの濃厚なコク、スフレのようなやさしい口どけ、そしてしっとりとした食感が多くの人々に支持されてきました。また、2018年の平昌オリンピックでは、カーリング女子日本代表「LOCO SOLARE(LS北見)」が試合のハーフタイムに「赤いサイロ」を楽しむ姿が「もぐもぐタイム」として話題を呼び、一躍注目を集めました。
この記念日は、「赤いサイロ」をより多くの人々に知ってもらい、味わってもらうことを目的に制定されました。
日付は、3と16の語呂合わせで「サ(3)イ(1)ロ(6)」と読めることに由来しています。
ミドルの日

大阪市に本社を構える男性用化粧品のトップメーカー、株式会社マンダムが制定。
この記念日は、自社製品である無香料整髪料「ルシード」のリニューアルを記念し、日本を支えるミドル世代の男性が、活力に満ちた若々しい生き方を送ることを応援する目的で設けられました。
日付は、3と16の語呂合わせで「ミドル」と読むことにちなんでいます。
旧暦:2月17日
六曜:赤口(しゃっく・しゃっこう)

凶日。特に祝事は大凶。 六曜の中で仏滅に次ぐ凶日。
午の刻(午前11時~午後1時)は吉。それ以外は凶。訴訟や契約は避けるべき日とされています。
「赤」という字から、火や血を連想させることから、火の元・刃物に気をつけるべき日とされています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:甲申(きのえさる/こうしん)
日家九星:九紫火星(きゅうしかせい)
二十八宿:虚宿(きょしゅく)
始め、学問始めに吉。
相談、造作、積極的な行動に凶。
十二直:執(とる)
執り行う日。
祭祀、祝い事、造作、井戸掘り、種蒔きに吉。
金銭の出入りは、凶。
七十二候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

第九候。啓蟄の末候。
冬を越えたさなぎが羽化し、美しい蝶へと生まれ変わる頃。
ここで登場する「菜虫」とは、アブラナや大根などの葉に付く青虫のことで、代表的な例としてはモンシロチョウの幼虫が挙げられます。モンシロチョウは、馴染み深い身近な蝶として、公園や畑、学校の校庭などさまざまな場所でその小さく可愛らしい姿を垣間見ることができます。蝶へと生まれ変わり、ひらひらと美しく舞う姿は、まさしく春の象徴と言えます。
昔の人々は、蝶のことを「夢見鳥」や「夢虫」と呼び、その幻想的な姿に夢心を抱いたと言われています。これらの呼称は、古代中国の思想家・荘子の説話『胡蝶の夢』に由来していると伝えられています。説話では、荘子が夢の中で蝶となり、自分は蝶であり、現実は蝶の夢であるのではないかと考えて、人間と蝶との境界が曖昧になる様子が描かれています。このエピソードが示すように、「夢見鳥」や「夢虫」という名前は、蝶が放つ儚さと美しさを見事に表現しているのです。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
月徳日(つきとくにち)
七箇の善日の一つです。
月徳日は、「その月の福徳を得られる」とされる吉日で、万事に吉とされる縁起の良い日です。
特に造作や土に関わる事柄と相性が良いとされています。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:
十方暮(じっぽうぐれ)
六十干支で甲申の日から癸巳の日までの10日間をいいます。この間は天地陰陽の五行が相剋の関係になり、十方の気が塞がる凶日と言われています。
結婚、相談事に凶とされる。
小犯土(こづち)
戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を指します。
この期間は土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。
特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。