令和07年03月11日(火)は?
いのちの日

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、多くの貴重な命を失うという甚大な被害をもたらしました。この悲劇から、命の尊さや大切さを改めて認識し、震災で得た教訓を決して風化させることなく未来に活かすために、「災害時医療を考える会(Team Esteem)」が制定しました。
同会は、災害時医療の改善に取り組むとともに、9月1日に実施される防災訓練と連動し、3月11日には健康、医療、および災害時の体制について深く考える機会を設けるという目的のもと活動を進めています。
防災意識を育てる日

防災士の江崎洋幸氏によって制定。「防災意識を育てる日」は、震災の教訓を次世代へ繋ぎ、防災への関心を高めることを目的としています。
日本では、1923年9月1日に発生した関東大震災に因んで「防災の日」が設けられ、全国規模で防災訓練が実施されてきました。しかし、台風シーズンと重なるために訓練が中止されることもあり、その運用には課題がありました。
そこで、記憶に新しい2011年3月11日の東日本大震災を契機に、震災から得た教訓を風化させることなく、家族や職場など身近なコミュニティで防災について話し合い、実際に行動に移すための記念日が制定されました。 この記念日は、インターネットテレビやFMラジオ局を運営する株式会社渋谷クロスFMが最初に提案し、同社代表取締役社長である江崎洋幸氏がその精神を継承・発展させたものです。
同社はこの日に、防災特別番組の放送や被災地へのボランティア活動を通じ、積極的に防災意識の向上に努めています。
おくる防災の日(防災用品を贈る日・送る日)

ネット販売を通じて環境や地域、人々に優しい社会づくりを目指すエールマーケット(LINEヤフー株式会社運営)によって制定されました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの人々が甚大な被害を受けました。この震災の記憶を風化させることなく、防災用品や防災食を大切な人に「贈る・送る」という習慣を社会に定着させることを目的としています。
また、この記念日には、防災用品の備蓄保有率を向上させることを目指し、より多くの企業や団体が自由に活用できるようにとの願いも込められています。日付は東日本大震災が発生した日に由来しています。
旧暦:2月12日
六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)
急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが**、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉、午後からは凶**となります。
葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:己卯(つちのとう/きぼう)
日家九星:四緑木星(しろくもくせい)
二十八宿:尾宿(びしゅく)
結婚、開店、移転、造作、新規事に吉。
着始め、仕立てに凶。
十二直:建(たつ)
「万物を建て生じる日」という意味があり、よろず大吉の日。
ただし、動土(地面を掘り返して土を動かす)、蔵開きは凶。
七十二候:桃始笑(ももはじめてさく)
第八候。啓蟄の次候。
春の訪れを感じさせる、桃の蕾がほころび花開き始める頃。
昔の人は、咲いた花を「笑う」と表現しました。 雛祭りの歌にも歌われる桃の花は、古来、日本人に親しまれてきた春の象徴です。この時期は、冬の寒さが和らぎ、春の暖かさが感じられる頃です。
桃の花の起源は中国にあり、弥生時代に日本へ渡来ました。遥かから日本人の暮らしに寄り添ってきた桃の花。ふとした瞬間に心に温かいものを感じたのは、そんな長い歴史があるからかもしれません。
カラフルなピンクや清らかな白色の花を咲かせる桃には、「私はあなたの虜」「チャーミング」「気のよさ」「天下無敵」といった花言葉が込められています。 漢字の「桃」は木偏に「兆」と書き、豊穣や多産の象徴とされてきました。
なんとも意外な印象を受ける「天下無敵」という花言葉は、古事記に登場するイザナギノミコトすごい鬼を退散させるために桃を投げつけたという逸話に由来しています。
白梅、紅梅、桃、桜、木蓮…。やがて咲き始める春の花々は、街の通路で私たちの目を楽しませて、季節の変わりを知らせてくれます。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。
天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
天火日(てんかにち)
五行説における、「天火」のエネルギーの強い日で、屋根葺き、棟上げをすると火災が起きると言われています。
かまど造り・種まきなどを忌む。
凶会日(くえにち)
陰と陽の調和が調和が崩れ、悪事の集まる凶日。 婚礼、旅行など全てにおいて悪日。
狼藉日(ろうしゃくにち)
大禍日、滅門日とともに三箇の悪日の一つ。
この日を慎まずに過ごすと、万事に失敗すると言われています。
天火日と全く同じ日取りとなります。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:小犯土(こづち)
戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を指します。
この期間は土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。
特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。