令和07年03月05日(水)は?

 

 

啓蟄(けいちつ)

Designer作: 土を耕し、種をまく準備を始める人々(って、苗まで植えてますけど?Ver)
Designer作: 土を耕し、種をまく準備を始める人々(って、苗まで植えてますけど?Ver)

 

二十四節気の一つ。毎年3月5日頃を指します。

「啓」は「ひらく」、「蟄」は「虫が土の中に隠れる」という意味で、冬眠していた虫達の春の訪れを感じて地上に這い出す様子を表しています。昔の人は、地中で冬ごもりをしていた虫が、春の雷の音に気づいて地上へ這い出してくると考えていたため、「驚蟄(けいちつ)」とも呼ばれていました。気温も徐々に上がり、草木も新芽を出し始め、自然界は活気づいてきます。まるで大地が長い眠りから目覚め、新たな生命が息吹く瞬間を目の当たりにしているようです。人々も寒さから解放され、外での活動が増えていきます。

啓蟄は農業にとっても重要な節目で、昔から農作業の準備が本格化する合図とされてきました。土を耕し、種をまく準備を始めるには最適な時期と考えられています。

また、啓蟄にまつわることわざや風習もいくつか存在します。例えば、「啓蟄過ぎれば雨が多い」といわれ、この時期は雨が増える傾向があるとも考えられています。「春雷」は春に鳴る雷のこと。 特に啓蟄の頃に鳴る雷を「虫出しの雷」と呼ぶこともあります。

 

 

常陸牛の日

Designer作:肉を食べるお嬢様
Designer作:肉を食べるお嬢様

 

茨城県茨城町にある全農茨城県本部内に事務局を置く、茨城県常陸牛振興協会が制定しました。

同協会は茨城産黒毛和牛「常陸牛」(ひたちぎゅう)の認知度向上、消費拡大、およびブランディングの確立を目的として設立されました。

日付は同協会の設立日である1977年3月5日に由来します。

「常陸牛」はその細やかな肉質、柔らかさ、そして豊かな風味で人気のブランド牛です。

 

 

安藤百福の日

Designer作:只今張込中
Designer作:只今張込中

 

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」や、世界初のカップめん「カップヌードル」を発明し、「インスタントラーメンの父」と称される安藤百福(あんどう ももふく)氏。彼は日本だけでなく、世界の食文化に革命をもたらしました。安藤氏の「人間にとって一番大事なのは創造力であり、発明・発見こそが歴史を動かす」という熱い思いを広く伝えるため、日清食品ホールディングス株式会社が「安藤百福の日」を制定しました。

この記念日の日時は、安藤氏の誕生日である1910年(明治43年)3月5日に由来します。2010年(平成22年)の生誕100年を機に制定され、彼の功績と理念を後世に伝える契機となっています。

 

 

旧暦:2月6日

 

 

六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)

急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。

先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉午後からは凶となります。

葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。

 

六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。

「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。

六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。

六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。

 

 

日干支:癸酉(みずのととり/きゆう)

 

 

日家九星:七赤金星(しちせききんせい)

 

 

二十八宿:軫宿(しんしゅく)

地鎮祭、落成式、祭祀、祝い事に
衣類仕立てに

 

 

十二直:破(やぶる)

物事を突破する日

訴訟、出陣、漁猟、服薬に
祝い事、契約事は、

 

 

七十二候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

Designer作:ヤバい扉が開いてしまった
Designer作:ヤバい扉が開いてしまった

 

第七候。啓蟄の初候。

土の中で冬ごもりをしていた虫や動物たちが、春の暖かさを感じて、戸を開くように地上へ這い出してくる時期を意味します。

「啓」は「開く」、「蟄」は「虫が冬の間、土にこもる」という意味です。「蟄虫」は土の中で冬を越す虫や動物を指し、昆虫だけでなく、蛇や蛙、トカゲなども含まれます。

また、「虫」という漢字は、もともとヘビをかたどった象形文字から生まれたとされています。そのため、古代において「虫」はヘビを意味し、そこから昆虫や爬虫類などの小さな生き物を広く表すようになったと考えられています。

「虫たちがもぞもぞと土から顔を出す様子を『戸を啓く』と表現する」ことには、自然に対する繊細な観察眼と生き物への愛情が感じられます。「戸を啓く」とは、新たな世界へ踏み出し、活動を開始するという意味も含まれています。

「蟄虫啓戸」は、様々な表現の中で使われています「蟻穴を出づ(ありあなをいづ)」は春の季語であり、アリが「蟄虫啓戸」を象徴する生き物とされています。立春後に初めて鳴る雷は「初雷」または「虫出しの雷」と呼ばれ、春の到来を告げ、虫たちを土中から誘い出すかのような意味です。まるで、雷が「もう春ですよ。そろそろ出てきましょう。」と告げているかのようです。

 

七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。

 

 

暦注下段:

神吉日(かみよしにち)

七箇の善日の一つ

神社の祭礼、ご祈祷神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日

 

大明日(だいみょうにち)

七箇の善日の一つ

天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日

他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。

 

暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。

科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。

 

 

選日:

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

一粒の籾が万倍に実って稲穂になる」という意味のある吉日

開業、開店など、新しいことを始めると大きく発展するとされていますが、金銭の借り入れなどは苦労が増えるためとされています。

一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なることが多々あります。その場合、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なった場合は半減します。

 

大犯土(おおづち)

庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。

犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。

犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。

これらの内容は土用と共通しています。

 

Designer作:ビーフステーキを食べるお嬢様
Designer作:ビーフステーキを食べるお嬢様

 

 


 

 


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