令和07年02月28日(金)は?
ビスケットの日

全国ビスケット協会が1980年にこの日を「ビスケットの日」と制定しました。
1855年2月28日、長崎でパンの製法を学んでいた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助にパン・ビスケットの製法を記した書簡を送りました。これが、日本でビスケットの製法が記された最古の記録とされています。
ビスケットの語源は、ラテン語の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」で、「2度焼かれたもの」という意味です。ビスケットは、小麦粉に牛乳、ショートニング、バター、砂糖などを混ぜて焼いたものです。ビスケットには、クッキー、クラッカー、プレッツェル、パイ、乾パンなど、様々な種類があります。
エッセイの日

エッセイストの元祖と言われるフランスの哲学者、ミシェル・ド・モンテーニュの誕生日(1533年2月28日)にちなんで、木村治美エッセイストグループ(KEG)が制定しました。
エッセイは、作者の体験や考えを自由に表現する散文の一種です。日記や論文とは異なり、形式にとらわれず、個人的な視点から様々なテーマについて語られます。日本では、随筆とも呼ばれ、清少納言の「枕草子」や吉田兼好の「徒然草」などが代表的な作品です。
旧暦:2月1日
六曜:友引(ともびき・ゆういん)

良い意味でも悪い意味でも友を導く、とされる日。 祝い事は良いですが、葬式などの凶事は避けるべきとされています。
元々は「共引」と書き、「引き分けて勝負なし」という意味があった日ですが、後に「友引」と書くようになってからは、「友を引きこむ」という意味合いが広く知られるようになり、上記のとおり、慶事には向いていると考えられ、結婚式の日取りとしても人気ですが、葬式などは避けられます。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:戊辰(つちのえたつ/ぼしん)
日家九星:二黒土星(じこくどせい)
二十八宿:鬼宿(きしゅく)
万事進むに大吉。
ただし、婚礼のみ凶。
十二直:満(みつ)

全てが満たされる日。
新規事、移転、旅行、婚礼、建築、開店などは吉。
動土(地面を掘り返して土を動かす)、服薬は凶。
七十二候:草木萌動(そうもくめばえいずる)
第六候。雨水の末候。
草木が芽を出し始める頃。
文字通り、草や木が芽吹き始める頃を指し、冬の寒さから解放されて生命が再び動き出す時期です。
梅や河津桜が見頃を迎える地域もあります。早咲きの桜を見に出かけてみるのも素敵な過ごし方だと思います。また、この時期は花粉症のシーズンでもあるので、体調管理には気を付けたいところです。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
鬼宿日(きしゅくにち・きしゅくび)

二十八宿の「鬼宿」にあたる日で、婚礼以外は万事に大吉とされており、月に1度程度しか訪れない「最高の吉日」。
鬼が宿に留まり外を出歩かないため、鬼に襲われたり邪魔をされたりせずに、何をしてもうまくいく吉日といわれています。
また、お釈迦様の誕生日が鬼宿日だったという伝説もあります。
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。 天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
五墓日(ごむにち)
五つの墓を意味する凶日。
この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。
家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀は凶とされています。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。