令和07年02月02日(日)は?
節分

節分は、本来、立春、立夏、立秋、立冬といった各季節の始まりの前日にあたります。
しかし現代では、特に春の始まりである「立春」の前日のみを指すことが一般的です。
季節の変わり目には邪気が生じやすいと考えられており、節分には豆まきなどの行事を行うことで、邪気を払い、福を呼び込む意味があります。
節分は、もともと中国の「追儺(ついな)」という邪気払いの儀式が起源とされています。
日本には平安時代に伝わり、宮中行事として行われるようになりました。

節分の習慣
節分には、以下のような習慣があります。
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- 豆まき:
- 炒った大豆を「鬼は外、福は内」と言いながら撒き、鬼を追い払い、福を招きます。
- 豆は年の数だけ食べることで、一年間健康に過ごせるとされています。
- 恵方巻き:
- その年の恵方(方角)を向いて、太巻き寿司を黙って食べることで、願い事が叶うとされています。
- 恵方は毎年変わり、**2025年の恵方は「西南西」**です。
- 柊鰯(ひいらぎいわし):
- 焼いたイワシの頭を柊の枝に刺して玄関に飾ることで、魔除けになるとされています。
- 豆まき:
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ツインテールの日

世界中で愛されてきたツインテールは、1990年代半ばに「美少女戦士セーラームーン」などの大ヒットとともに、その魅力が広く知られるようになりました。
この髪型をさらに盛り上げようと、芸能タレントのマネジメントやプロデュース事業を行う株式会社collet promotionが「ツインテールの日」を制定しました。
日付は「ツイン」の2つが重なる2月2日に由来しています。

くちびるの日

ブルーベリーなどを原料としたサプリメントや、サンタベリーを使った化粧品の研究・製造販売を行っている「株式会社わかさ生活」は、目の健康を追求した商品開発の傍ら、健康な生活に不可欠な美容にも着目。特に、年齢が出やすい唇のケアに着目し、その重要性を啓発するため「唇ケアの日」を制定しました。
日付は2月2日の「ニッニッ」という語呂合わせから。
旧暦:1月5日
六曜:大安(たいあん・だいあん)
万事大吉。特に婚礼に良い。
「大安」は「たいあん」と読み、「大いに安し=非常に穏やかで不安がない」という意味を持っており、一日を通し万事において良い運勢を期待できます。そのため、大切な取引先との商談などで日程を自由に決められるのであれば、大安の日を選ぶのもよいでしょう。
また、「泰安」が元になっているといわれており、婚礼などのお祝い事に適しています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:壬寅(みずのえとら/じんいん)

寅の日は、十二支の寅にあたる、12日ごとに巡ってくる縁起の良い日です。特に金運に縁があるとされ、「金運招来日」とも呼ばれています。
なぜ寅の日に金運が良いのか?
虎は古来より、金色に縞模様が輝く姿から金運の象徴とされてきました。また、邪気を払い、人々を守る神聖な動物としても考えられています。そのため、寅の日には財布の購入や宝くじの購入など、お金に関することをすると良いとされています。
寅の日は毘沙門天の縁日
毘沙門天は財福の神様として広く信仰されています。寅の日は毘沙門天の縁日でもあるため、毘沙門天を祀る神社や寺院にお参りすることで、金運や開運、商売繁盛などのご利益があるとされています。特に、寅年の寅の月、寅の日にお参りすると、より大きな力を得られると言われています。
寅の日にすると良いこと
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- 財布の購入や使い始め
- 宝くじの購入
- 開業・開設
- 旅行や引越し
- 車や家具などの納入
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寅の日に避けるべきこと
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- 結婚:虎の「千里を行って千里を帰る」という特性から、元の状態に戻ることを連想させるため、離婚につながると言われています。
- 葬式:亡くなった人が戻ってきてしまうというイメージがあるため、避けるべきとされています。
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2025年の寅の日
2025年の残りの寅の日は以下の通りです。
02月02日(日)・14日(金)
03月10日(月)・22日(土)
04月03日(木)・15日(火)・27日(日)
05月09日(金)・21日(水)
06月02日(月)・14日(土)・26日(木)
07月08日(火)・20日(日)
08月01日(金)・13日(水)・25日(月)
09月06日(土)・18日(木)・30日(火)
10月12日(日)・24日 (金)
11月05日(水)・17日(月)・29日(土)
12月11日(木)・23日 (火)
寅の日に関連する行動を計画する際は、これらの日付を参考にしてください。
金運アップや願い事成就を祈って、寅の日を有意義にお過ごしください。
日家九星:三碧木星(さんぺきもくせい)
二十八宿:星宿(せいしゅく)
乗馬始め、家の改築、療養を始めるなどに吉。
種撒きや祝い事、葬式などは凶。
十二直:除(のぞく)
万物を折衝して百凶を除き去る日(障害を取り除いてくれる日)ということで、「除く」と言われています。
井戸掘り、治療開始、祭祀などは吉。
婚礼、動土(地面を掘り返して土を動かす)は凶。
七十二候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)
七十二候。「大寒」の末候。
春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃。
「乳す」は、鳥が卵を産むという意味。
現代では養鶏技術が進歩し、一年中卵が手に入るようになりました。そのため、卵に旬があることを意識する人は少ないかもしれません。しかし、かつて鶏は春から初夏にかけてしか卵を産まず、その時期の卵は貴重なものだったのです。
卵の旬は2月から4月。この時期は、鶏が冬の間ゆっくりと栄養を蓄え、産卵期を迎えるため、卵黄の色が濃く、栄養価も高いと言われています。特に有精卵の場合、母鶏の体内で時間をかけて成熟するため、その傾向が顕著です。ただし、スーパーなどで販売されている卵のほとんどは無精卵なので、一年を通して味や質に大きな違いはありません。
古来より、鶏は夜明けを告げる鳥として、人々の生活と密接に関わってきました。時計がなかった時代、雄鶏の鳴き声は人々にとって貴重な「時計」代わり。
一番鶏は丑の刻(午前2時)頃、二番鶏は夜明けの虎の刻(午前4時)頃に鳴くとされ、農家の人々はそれを合図に朝の準備を始めていたそうです。
夜明けを告げる鶏は、神や精霊の支配する夜の世界と、人間の活動する昼の世界を分ける存在、つまり霊鳥として崇められてきました。
長い冬の終わりを告げ、新たな始まりの象徴である鶏は、まさに「春の訪れを告げる鳥」と言えるでしょう。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
雑節:土用の間日
土用期間中は「陰陽道の土を司る神様、土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間」と考えられており、土の気が盛んになる期間として、動土、穴掘り等の土を犯す行為や殺生を慎まなければならないとされています。
しかし、「土用の間日」には問題なしとされています。
各土用の最初を「土用の入り」(どようのいり)と呼ばれ、最後の日は「節分」となります。
暦注下段:大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:天一天上(てんいちてんじょう)
方角の神様である天一神(てんいちじん)が天に上っている期間。
癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間のこと。
この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされています。
天一神が天に昇っている間は、代わりに日遊神(にちゆうしん)と呼ばれる神様が天から降りてきて、家の中に留まるといわれています。この神様は不浄を嫌うため、家の中を清潔に保っていないと日遊神がお怒りになり、祟りを起こすともいわれています。