令和07年01月17日(金)は?

 


防災とボランティアの日

Designer作:被災地でボランティアをする人々
Designer作:被災地でボランティアをする人々

 

1995年(平成7年)1月17日、兵庫県淡路島北端を震源とするマグニチュード7.2の大地震「阪神・淡路大震災」が発生しました。

この震災では、政府や行政の対応の遅れが批判される一方、学生を中心としたボランティア活動が活発化し、後に「日本のボランティア元年」と称されるようになりました。

また、この震災を契機にボランティアへの意識が高まり、活動内容や参加方法の理解が深まりました。災害に対する様々な備えの充実・強化を図る目的で、閣議決定により「防災とボランティアの日」として記念日が制定されています。

さらに、毎年1月15日から21日は「防災とボランティア週間」とされ、阪神・淡路大震災時の様子や経験を後世に受け継ぐ取り組みが催されています。

私たち一人ひとりが防災への備えを見直し、地域や家族との交流を強めることは、未来の災害に対する最良の対策となります。非常用持ち出し袋の準備や、定期的な防災訓練への参加など、小さな行動が大きな成果をもたらすこともあります。備えあれば憂いなしという言葉の通り、日頃の準備が緊急時に大きな力となります。

 


おむすびの日

Designer作:おにぎりを握る老婆
Designer作:おにぎりを握る老婆

 

「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」(事務局:兵庫県)が2000年に制定し、「公益法人米穀安定供給確保支援機構」が2018年に活動を引き継いだ記念日です。

ごはんのおむすびだけでなく、人と人との心を結ぶ「おむすび」の日を作ろうと全国から公募されました。

1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災では、ボランティアによるおむすびの炊き出しが多くの人々を助けました。この善意をいつまでも忘れないために、大震災の起きた1月17日がその日付として選ばれました。

 


減塩の日

Designer作:高血圧などの生活習慣病について説教される男性
Designer作:高血圧などの生活習慣病について説教される男性

 

特定非営利活動法人日本高血圧学会が制定

この記念日は、高血圧の予防や治療において重要な減塩を、より多くの人に実践してもらうことを目的としています。

日付は、世界高血圧連盟が定めた「世界高血圧デー」(World Hypertension Day)および日本高血圧学会が定めた「高血圧の日」である5月17日から、一年を通じて減塩を推進するため、毎月17日と定められました。

高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行し、心疾患や脳卒中などの重大な健康問題を引き起こすリスクがあります。減塩は高血圧の予防と管理において非常に効果的な方法であり、日常生活で取り組みやすい対策の一つです。
例えば、料理の味付けにハーブやスパイスを活用して塩分を控えたり、加工食品の塩分表示を確認して選択するなど、小さな工夫で塩分摂取量を減らすことができます。

この記念日をきっかけに、自分自身や家族の健康を見直し、減塩を取り入れた食生活を始めてみてはいかがでしょうか。健康的な生活習慣は、将来の病気の予防につながります。

 


旧暦:12月18日

 


六曜:大安(たいあん・だいあん)

Designer作:非常に穏やかで不安がないかんじ
Designer作:非常に穏やかで不安がないかんじ

 

万事大吉特に婚礼に良い
「大安」は「たいあん」と読み、「大いに安し=非常に穏やかで不安がない」という意味を持っており、一日を通し万事において良い運勢を期待できます。そのため、大切な取引先との商談などで日程を自由に決められるのであれば、大安の日を選ぶのもよいでしょう。
また、「泰安」が元になっているといわれており、婚礼などのお祝い事に適しています。

 

六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。

 


日干支:丙戌(ひのえいぬ/へいじゅつ)

 


日家九星:五黄土星(ごおうどせい)

 


二十八宿:牛宿(ぎゅうしゅく)

移転、旅行、金談など、全てにおいて

 


十二直:成(なる)

物事が成就する日

新規事、建築、開店は
訴訟、談判は

 


七十二候:雉始雊(きじはじめてなく)

六十九候。「小寒」の末候。

雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃

早春の繁殖期になると、オスの雉は「ケーン、ケーン」と甲高く鋭い声で鳴き、自身の縄張りを宣言します。この独特の鳴き声は、他のオスへの警告であり、メスへの求愛の意味も含まれています。また、オスは美しい羽を広げてアピールを行い、鮮やかな体色でメスの注意を引きつけます。

雉は日本の国鳥に指定されており、その存在は日本文化に深く根付いています。古くは「キギス」または「キギシ」と呼ばれており、それが転じて現在の「キジ」という名前になったと言われています。雉は日本固有の種であり、その美しい姿と鳴き声は多くの文学作品や美術、民話に登場します。雉は勇敢さや献身の象徴として、多くの民話や伝説に登場します。子を守るために敵と戦う母雉の物語など、道徳的な教訓を伝える話もあります。

宮廷や貴族の間では、雉は美味な食材として珍重されてきました。特に、雉の切り身を焼いて熱燗の清酒を注いだ「御雉子(おきじ)」、または「雉子酒(きじざけ)」は、天皇が正月の祝いに用いたとされています。この特別な酒は、雉の風味が染み出した温かい清酒で、身体を温める効果もありました。古来より、雉子酒は長寿や健康を願う縁起物として愛飲されてきたのです。

Designer作:雉
Designer作:雉

 

キジの求愛行動と慣用句「けんもほろろ」の由来
キジの雄は、「ケーン」という甲高い鳴き声を発した後、羽を激しく羽ばたかせて大きな音を立てることがあります。これは「母衣(ほろ)打ち」と呼ばれる行動で、縄張りの主張や求愛の一環として知られています。色鮮やかな羽を持つ雄が、この求愛行動で懸命にアピールしても、雌はなかなか応じず、素っ気ない態度を示すことが多いのです。

この雌の冷淡な反応から生まれたのが、慣用句の「けんもほろろ」です。「けんもほろろ」とは、人の頼みや問いかけに対して冷たく取り合わない様子や、素っ気なく断ることを意味します。キジの雄が一生懸命に求愛しても報われない様子を表現した、興味深い由来を持つ言葉です。
現代ではキジを直接目にする機会は少ないかもしれませんが、「いやあ、けんもほろろに断られたよ」といった具合に、私たちは知らず知らずのうちにこの言葉を日常会話で使っています。言葉の背景にある自然や動物の習性を知ると、日常の何気ない表現も一層興味深く感じられます。

 

七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。

 


雑節:冬土用

「土用」は、四季の変わり目を知らせる期間のことで、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のことを言います。それぞれ「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれています。 「冬土用」は「立春」(2月3日)前の18日間となります。
土用期間中は「陰陽道の土を司る神様、土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間」と考えられており、土の気が盛んになる期間として、動土、穴掘り等の土を犯す行為や殺生を慎まなければならないとされています。 各土用の最初を「土用の入り」(どようのいり)と呼ばれ、最後の日は「節分」となります。

冬土用には、「未(ひつじ)の日」に「ひ」のつく食べ物や赤い食べ物を食べると良いと言われています。「ひ」のつく食べ物としてはヒラメ、ヒラマサ、ヒジキなどがあり、赤い食べ物としてはトマト、リンゴ、イチゴなどがあります。

 


暦注下段:

五墓日(ごむにち)

五つの墓を意味する凶日

この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。

家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀はとされています。

滅門日(めつもんにち)

三箇の悪日といい、凶日
陰陽道で、百事にであるという日。滅日

この日に事をなすと、その家門は滅亡するといわれる。

 

暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。

 


選日:十方暮(じっぽうぐれ)

六十干支で甲申の日から癸巳の日までの10日間いいます。この間は天地陰陽の五行が相剋の関係になり、十方の気が塞がる凶日と言われています。

結婚、相談事にとされる。

 


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