令和07年01月04日(土)は?
石の日
正式な認定団体や認定日は明確ではありませんが、「い(1)し(4)」の語呂合わせから生まれた記念日。
「石の日」には、地蔵や墓石などの石でできたものにお参りすると、願いが叶うと伝えられてきました。これは、古くから石が神様の宿る場所と考えられてきたためです。
石に関しては、イギリスをはじめとする欧州でも尊ばれる文化が根付いていますが、日本でも古来より、巨石や奇岩が神様が腰を下ろして休む場所として祀られてきました。その信仰もあり、毎年1月4日には以下のような石に触れると、願いが叶い、縁起が良いと言われています。
-
- お地蔵様
- 狛犬
- 墓石
- 祀り石
その他、願いをかけた石に触れると、自身の願いが叶い縁起が良いといわれています。
世界点字デー
毎年1月4日に世界中で記念される国際デーです。
この日は、視覚障害者のための読み書きシステムである点字を発明したフランス人、ルイ・ブライユの誕生日にちなんでいます。
世界点字デーの目的は、視覚障害者が情報や教育、コミュニケーションにアクセスするための重要な手段である点字の意義を広く伝え、理解を深めることです。
ルイ・ブライユは、自身も3歳のときに事故で視力を失いましたが、わずか15歳で点字を完成させました。彼の発明は、視覚障害者が自立し、社会に積極的に参加するための大きな一歩となりました。彼の功績を称え、世界各地でイベントやキャンペーンが開催され、点字の普及や視覚障害者への支援が促進されています。
世界点字デーは、単に点字を記念するだけでなく、視覚障害者が直面する課題や障壁を取り除くための啓発活動の機会でもあります。この日に合わせて、新しい点字教材の開発や、点字図書館の設立、テクノロジーを活用した支援ツールの紹介など、多様な取り組みが行われています。
最近では、点字ディスプレイや音声読み上げソフトなど、視覚障害者をサポートするテクノロジーが急速に進化しています。こうした技術革新は、情報へのアクセシビリティを高め、生活の質を向上させています。
旧暦:12月05日
六曜:仏滅(ぶつめつ)
万事凶。葬式や法事は構わない。
「仏滅」は、「仏も滅するような大凶日」として、六曜の中で最も凶の日。
具体的には、一日中が凶であり、特に「慶事には凶」と考えられ、結婚式や入籍の日柄としては避けられることが多いです。
ただし、一部の解釈では「仏滅」=「物滅」として、「それまでの物事が滅び、新しく始まる」という意味もあるため、大安よりも結婚や引っ越しには最適の日とする説もあります。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:癸酉(みずのととり/きゆう)
日家九星:一白水星(いっぱくすいせい)
二十八宿:柳宿(りゅうしゅく)
物事を断るのに吉。
結婚、開店、葬式に凶。
十二直:納(おさん)
物事を納める日。
収穫、商品購入は吉。
結婚、見合いは凶。
七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
六十六候。「冬至」の末候。
降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃。
麦は越年草で、秋に種をまき、翌年の初夏に収穫します。
寒さにも強く、一面が雪に覆われていても、その下でひっそりと芽吹き、暖かな春をじっと待っています。やがてすくすくと成長し、6月頃には麦畑が黄金色に染まり、収穫の時を迎えます。
厚い雪の下でも、麦は芽を出し、厳しい寒さの中でじっと耐えています。そのたくましい姿からは、生きる意思と生命力が感じられます。種まきからひと月ほど経つと、青々とした葉をつけ、この頃に日本独特の農法「麦踏み」が行われます。
麦踏みとは、麦が発芽した後に足で踏みつける作業のことです。踏んで圧力をかけることで、霜柱による凍霜害を防ぎ、根の張りを良くし、耐寒性を高める狙いがあります。時期や回数は地域によって異なりますが、晩秋から早春にかけて複数回行われるそうです。
俳句では、「麦踏み」は春の季語として使われ、健やかな麦の成長を願う気持ちが込められています。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
母倉日(ぼそうにち)
七箇の善日の一つ。
「母が子を育てるように、天が人を慈しむ日」という意味で、何事にも吉となる日。 特に婚礼は大吉とされています。
復日(ふくにち)
重日と同じ効果があるとされる日。
この日に善行を行うと、重複して大吉になるとされています。
大禍日(たいかにち)
三箇の悪日の一つであり、三箇の悪日で最も悪い日。
この日に物事を始めると、後に禍の種となると言われている日。
特に建築、船旅、葬儀、仏事を忌むべき日と言われています。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:大犯土(おおづち)
庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。
犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。
これらの内容は土用と共通しています。