令和07年01月02日(木)は?

 

初荷

Designer作:新年早々荷物を配達する人々(クリスマスか!Ver)
Designer作:新年早々荷物を配達する人々(クリスマスか!Ver)

 

この日は、多くの職業で新年最初の仕事が行われます。特に、荷物を運ぶことの多い商店では、その年初めて運ぶ荷物を「初荷」と呼びます。農業では「農初め」、漁業では「初船」、林業では「山初め」などの言葉が用いられます。

「初荷」の際には、荷物に縁起物の絵馬や飾りを付ける習慣もあります。また、漁業の「初船」では、船を清めるための神事が行われることもあります。

 

初夢の日

Designer作:いい夢を見ながら眠るお嬢様
Designer作:いい夢を見ながら眠るお嬢様

 

この日は、1月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢を「初夢」とする習慣から生まれました。昔の人々は、その初夢で一年の吉凶を占い、良い夢を見るために枕の下に宝船の絵を敷いて眠ることも多かったといいます。そのため、商人たちは宝船の絵を売り歩き、多くの人々に幸運を届けていました。

また、縁起の良い初夢として有名な「一富士、二鷹、三茄子」には、徳川家康の出身地である駿河(現在の静岡県東部)の名物を象徴しているとの説もあります。富士山、鷹、茄子はいずれも高い価値や成功を象徴し、新年の幸福を願う象徴として親しまれてきました。

ちなみに、宝船の絵には七福神が乗っていることが多く、その裏に「長き夜の遠の眠りの皆目覚め 波乗り船の音の良きかな」という回文を書き込むと、悪い夢を見ずに済むともいわれています。現代でも、このような初夢の風習を大切にしている人もおり、日本人の季節感や伝統への思い入れが感じられます。

さらに、初夢に関する他の興味深いエピソードとして、夢占いがあります。夢に出てくるシンボルや状況によって、一年の運勢や出来事を占うもので、古くから多くの人々が興味を持って取り入れてきました。

 

旧暦:12月03日

 

六曜:友引(ともびき・ゆういん)

良い意味でも悪い意味でも友を導く、とされる日。 祝い事は良いですが、葬式などの凶事は避けるべきとされています。

元々は「共引」と書き、「引き分けて勝負なし」という意味があった日ですが、後に「友引」と書くようになってからは、「友を引きこむ」という意味合いが広く知られるようになり、上記のとおり、慶事には向いていると考えられ、結婚式の日取りとしても人気ですが、葬式などは避けられます。

 

六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。

「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。

六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。

六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。

 

日干支:辛未(かのえうま/こうご)

 

日家九星:八白土星(はっぱくどせい)

 

二十八宿:井宿(せいしゅく)

神仏詣、種蒔き、動土、普請が。 衣類仕立てに

 

十二直:危(あやぶ)

物事を危惧する日

万事控えめに

すべてにおいて慎むべき日

 

七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

六十六候。「冬至」の末候。

降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃

麦は越年草で、秋に種をまき、翌年の初夏に収穫します。

寒さにも強く、一面が雪に覆われていても、その下でひっそりと芽吹き、暖かな春をじっと待っています。やがてすくすくと成長し、6月頃には麦畑が黄金色に染まり、収穫の時を迎えます。

厚い雪の下でも、麦は芽を出し、厳しい寒さの中でじっと耐えています。そのたくましい姿からは、生きる意思と生命力が感じられます。種まきからひと月ほど経つと、青々とした葉をつけ、この頃に日本独特の農法「麦踏み」が行われます。

麦踏みとは、麦が発芽した後に足で踏みつける作業のことです。踏んで圧力をかけることで、霜柱による凍霜害を防ぎ、根の張りを良くし、耐寒性を高める狙いがあります。時期や回数は地域によって異なりますが、晩秋から早春にかけて複数回行われるそうです。

俳句では、「麦踏み」は春の季語として使われ、健やかな麦の成長を願う気持ちが込められています。

 

七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。

 

暦注下段:

大明日(だいみょうにち)

Designer作:新年の宴風
Designer作:新年の宴風

 

七箇の善日の一つ

天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日

他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。

 

五墓日(ごむにち)

五つの墓を意味する凶日

この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。

家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀はとされています。

 

暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。

科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。

 

選日:大犯土(おおづち)

庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。

犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。

犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。

これらの内容は土用と共通しています。

 

 


 

 

 

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