令和07年01月01日(水)は?
元日
1年の始まり。
1948年(昭和23年)に施行された「祝日法」により、1月1日はその年の始まりを祝う国民の祝日として制定されました。
新年の幕開けの1月1日のことを、元日または元旦と呼びます。「元」の字には初め、「旦」には日の出、朝という意味があります。
元日の朝に交わすあいさつ「おめでとう」は、慶事や祝事を祝う言葉です。また、正月に飲むお屠蘇は、一年間の邪気を払い、無病息災を願って飲む薬酒です。現在では、元旦だけでなく、松の内(1月1日〜1月7日まで)に飲むお酒もお屠蘇と呼ばれています。
太陽暦施行の日
太陽暦の施行に伴い、1872年(明治5年)12月3日を新暦の1873年(明治6年)1月1日として繰り上げることとなり、日本で正式に太陽暦が採用されました。
1872年(明治5年)11月9日に太陰暦を廃し、太陽暦を採用する詔書が発せられ、太政官布告第337号により公布されました。これにより、1年を365日とし、それを12か月に分け、4年ごとに閏年を設けること、1日を24時間とすること、旧暦の明治5年12月3日を新暦の明治6年1月1日とすることが定められました。
あずきの日
「あずき」は古くから食されており、「古事記」の穀物起源神話にもその記述があります。また、かつては毎月1日と15日に小豆ご飯を食べる習慣がありました。あずきには利尿作用や便通改善、さらには乳の出にも効果があるとされています。
この健康効果を広めるために、三重県津市に本社を置く井村屋グループ株式会社が「あずきの日」を制定しました。
日付は、毎月1日にあずきを食する習慣を広めたいという願いから、毎月1日としています。
旧暦:12月02日
六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)
急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉、午後からは凶となります。
葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:庚午(かのえうま/こうご)
日家九星:七赤金星(しちせききんせい)
二十八宿:参宿(しんしゅく)
普請・旅行・開店等が吉。
十二直:破(やぶる)
物事を突破する日。
訴訟、出陣、漁猟、服薬に吉。
祝い事、契約事は、凶。
七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
六十六候。「冬至」の末候。
降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃。
麦は越年草で、秋に種をまき、翌年の初夏に収穫します。
寒さにも強く、一面が雪に覆われていても、その下でひっそりと芽吹き、暖かな春をじっと待っています。やがてすくすくと成長し、6月頃には麦畑が黄金色に染まり、収穫の時を迎えます。
厚い雪の下でも、麦は芽を出し、厳しい寒さの中でじっと耐えています。そのたくましい姿からは、生きる意思と生命力が感じられます。種まきからひと月ほど経つと、青々とした葉をつけ、この頃に日本独特の農法「麦踏み」が行われます。
麦踏みとは、麦が発芽した後に足で踏みつける作業のことです。踏んで圧力をかけることで、霜柱による凍霜害を防ぎ、根の張りを良くし、耐寒性を高める狙いがあります。時期や回数は地域によって異なりますが、晩秋から早春にかけて複数回行われるそうです。
俳句では、「麦踏み」は春の季語として使われ、健やかな麦の成長を願う気持ちが込められています。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
血忌日(ちいみにち)
「血忌」は、うしかい座の星である梗河星(こうかせい)の精のことで、殺伐の気を司ると言われています。
血に関係したことを忌む日で、鳥獣の殺生や手術などに凶の日。
天火日(てんかにち)
五行説における、「天火」のエネルギーの強い日で、屋根葺き、棟上げをすると火災が起きると言われています。
かまど造り・種まきなどを忌む。
狼藉日(ろうしゃくにち)
大禍日、滅門日とともに三箇の悪日の一つ。
この日を慎まずに過ごすと、万事に失敗すると言われています。
天火日と全く同じ日取りとなります。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:大犯土(おおづち)
庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。
犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。
これらの内容は土用と共通しています。