令和6年12月27日(金)は?

 

寒天発祥の日

MicrosoftDesigner作:京都ぽい雰囲気
MicrosoftDesigner作:京都ぽい雰囲気

 

日本の伝統的な食品である寒天が初めて作られたとされる日。

京都府京都市に事務局を置く「伏見寒天記念碑を建てる会」が制定

京都・伏見が寒天発祥の地であることをアピールし、京都市伏見区御駕籠町近辺に記念碑を建て、啓発活動を行いながら寒天の発祥を祝い、後世に伝えていくことが目的

日付は、現在の暦で12月末頃に、初めて寒天の元となるところてんが御駕籠町で島津藩に提供されたと資料から推察できることから「12月」とし、伏見=ふしみ(2・4・3)を「24+3=27」と見立てて「27日」としました。この月と日を組み合わせて記念日としています。

寒天の起源には、江戸時代初期の逸話があります。1658年(万治元年)頃、京都の旅館「美濃屋」の主人であった美濃屋太郎左衛門が、偶然にも寒天を発見したと伝えられています。

ある冬の厳しい夜、太郎左衛門は、お客様に提供したところてんの残りを屋外に捨ててしまいました。翌朝、凍りついたところてんが乾燥し、透明な固形物となっているのを見つけました。不思議に思い、それを加熱してみると、元のところてんに戻ることに気付きました。これが、寒天の発見につながったと言われています。

 

浅草仲見世記念日

MicrosoftDesigner作:仲見世ぽい雰囲気
MicrosoftDesigner作:仲見世ぽい雰囲気

 

浅草のシンボルである仲見世通りの再建を祝う日

1885年(明治18年)の12月27日、浅草寺(せんそうじ)の参道に沿って、日本初の恒常的な商店街として仲見世通りが開設されました。それ以前から露店は存在していましたが、この時に正式に整備され、現在の形の基礎が築かれました。

しかし、関東大震災や第二次世界大戦の空襲により、一度は消失してしまいます。戦後の復興期、地元の人々の努力と情熱によって仲見世通りは再建され、1955年(昭和30年)に現在の鉄筋コンクリート造の店舗が完成しました。

全長約250メートルの仲見世通りには、約90店舗が軒を連ねています。ここでは、江戸時代から続く伝統的なお店や、手作りの和菓子、工芸品、民芸品など、多彩な商品が並んでいます。

この記念日は、仲見世通りの長い歴史と、それを支えてきた人々への感謝を込めて制定されました。特に戦後の復興期における地元民の団結と努力は、地域の誇りとなっています。

 

ピーターパンの日

MicrosoftDesigner作:ピーター、パンを喰らう
MicrosoftDesigner作:ピーター、パンを喰らう

 

12月27日は「ピーターパンの日」とされています。

この日は、J.M.バリによる名作『ピーター・パン』が初めて舞台で上演された日です。

1904年のこの日、ロンドンのデューク・オブ・ヨークズ・シアターで『ピーター・パン あるいは大人になりたくない少年』が初演されました。それ以来、ピーターパンの物語は世界中で愛され続けています。

 

旧暦:11月27日

 

六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)

急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。

先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが、午後からはとなります。

葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。

六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。

「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。

六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。

六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。

 

日干支:乙丑(きのとうし/おつちゅう)

 

日家九星:二黒土星(じこくどせい)

 

二十八宿:婁宿(ろうしゅく)

動土、造園、造作、縁談、契約、衣類の仕立てに

 

十二直:除(のぞく)

万物を折衝して百凶を除き去る日(障害を取り除いてくれる日)。

井戸掘り、治療開始、祭祀などは
婚礼、動土(地面を掘り返して土を動かす)は

 

七十二候:麋角解(さわしかつのおつる)

MicrosoftDesigner作:雄の鹿の角が取れ落ちる頃
MicrosoftDesigner作:雄の鹿の角が取れ落ちる頃

 

六十五候。「冬至」の次候。

雄の鹿の角が取れ落ちる頃

メスの鹿には角が生えませんが、オスの鹿は一年に一度、角が根元からポロッと取れ、春にはまた新しい角が生え始めます。

枝分かれした大きく立派な角は、春に生え始め、冬のこの時期に根元から自然に落ちます。生え始めの角には毛が生えており、柔らかくて中には血管も通っています。しかし、秋頃になると角の内部が次第に骨のように硬く変化していくそうです。

「麋」とは、「なれしか」とも読み、トナカイの一種である大型の鹿、またはヘラジカのことを指します。

 

七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。

 

暦注下段:

神吉日(かみよしにち)

七箇の善日の一つ

神社の祭礼、ご祈祷神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日

 

天恩日(てんおんにち)

MicrosoftDesigner作:天の恩恵
MicrosoftDesigner作:天の恩恵

 

七箇の善日の一つ

天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日

入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。

受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。

 

五墓日(ごむにち)

五つの墓を意味する凶日

この日に葬儀を行うと、墓が五つ並ぶ(五人が死ぬ日)とされています。

家造りには支障はありませんが、動土、地固め、築墓、種蒔きなど土にまつわることや、葬儀はとされています。

 

時下食(ときげじき)

流星の一種である天狗星(てんこうせい)の精が食事のために下界に下りて来る時間とされています。

この時に人間が食事をすると、食物の栄養が全て天狗星の精に吸い取られてしまう

とされ、その残りを食べると災いがあると言われています。 12月27日は、18時前後の2~3時間。

 

暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。

科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。

 

 


 

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