令和6年12月21日(土)は?
冬至
二十四節気の一つ。
北半球では太陽の高さが一年で最も低くなる日。そのために一年中で最も日が短くなり、夜がいちばん長い日となります。
暦の上では冬の半ばとなる冬至。冬至日を境に少しずつ日は長くなりますが、「冬至冬なか冬はじめ」という言葉があるように、寒さはこれからが本番です。
冬至を過ぎる頃からは、ますます寒くなり、年末の慌ただしさも重なって体調を崩しがちになります。そのため、冬至には栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に入って体を温めることで、本格的な冬を前に無病息災を願います。
バスケットボールの日
2011年(平成23年)、バスケットボール解説者の島本和彦氏が提唱し、「12月21日はバスケットボールの日!委員会」が制定。
日付は、1891年12月21日にアメリカのマサチューセッツ州にある国際YMCAトレーニングスクール(現:スプリングフィールド・カレッジ)でバスケットボールの初試合が行われたことに由来しています。
バスケットボールは、冬季に誰でも楽しめるボールゲームとして考案されました。現在では、サッカーや野球と同様に、定番のボールゲームとして世界中で広く知られています。
酒風呂の日
四季の節目である春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂に入り、健康増進をはかろうと銘酒「松尾」の蔵元を営む株式会社高橋助作酒造店(長野県信濃町)の高橋邦芳氏が制定。
日付は、湯で治すと書く「湯治」(とうじ)の語呂が、暦の二十四節気の「冬至」(とうじ)や、日本酒製造の責任者である「杜氏」(とうじ)を連想させることから。
旧暦:11月21日
六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)
急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。
勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉、午後からは凶となります。
葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。
日干支:己未(つちのとひつじ/きび)
日家九星:五黄土星(ごおうどせい)
二十八宿:女宿(じょしゅく)
稽古始め、お披露目に吉。
訴訟、婚礼、葬儀に凶。
十二直:危(あやぶ)
物事を危惧する日。
万事控えめに。
「すべてにおいて慎むべき日」
七十二候:乃東生(なつかれくさしょうず)
六十四候。「冬至」の初候。
「乃東」(なつかれくさ)とはあまり馴染みのない言葉ですが、これは「靫草」(うつぼぐさ)のこと。
冬枯れの野の下、靫草が芽を出し始める頃。
この花の形が矢を入れる「靫」(うつぼ)に似ていることから、(うつぼぐさ)と名付けられました。
シソ科の多年草である靫草は、日当たりの良い山野の草地に見られ、6〜8月頃に紫色の花を咲かせます。花穂の下から上に向かって順に咲き、上の花が咲く頃には下の花はすでに枯れ始めています。夏の盛りにはすっかり枯れて黒ずんでしまうため、その姿から「なつかれくさ」と呼ばれるようになりました。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
選日:
不成就日(ふじょうじゅび)
何事も成就しない日。
特に、婚姻事、新規事には向いていない。
八専(はっせん)
八専とは、陰暦の壬子(みずのえね)から癸亥(みずのとい)までの十二日間のうち、丑・辰・午・戌の四日を除く八日間。
一年に六回あり、この期間は雨が多いとされます。
また、嫁取り、造作、売買、仏事などを忌む。