令和6年12月12日(木)は?
漢字の日
公益財団法人日本漢字能力検定協会が1995年(平成7年)12月12日に制定。
毎年、その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集し、京都・清水寺貫主の揮毫でその字を清水寺に奉納している。
日付は12と12を「いい字(12)一字(12)」と読む語呂合わせ。
日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を「一字」は覚えて欲しいとの願いが込められている。
保護わん・保護にゃんの日
犬や猫などの殺処分や、飼い主のいない犬や猫などを減らすための活動を行う特定非営利活動法人DOG BASE(神戸市)が制定。
記念日を通じて保護犬・保護猫の殺処分問題を多くの人に知ってもらい、保護犬・保護猫を家族に迎えることが一般的な選択肢になるのが目的。
幸せな元保護犬、元保護猫が増えて、人間と動物がよりよく共生できる社会を願っている。
日付は1212で犬と猫の鳴き声「わん(1)にゃん(2)わん(1)にゃん(2)」の語呂合わせから。
クイーン・デー
江崎グリコ株式会社が制定。
今年も一年、大切な家族のため、自分自身のチャレンジのため、毎日がんばっている女性(クイーン)の皆さんを称え、年末に向けて忙しくなる今日くらいはひと休みして、ちょっぴり自由な時間を過ごしてもらうのが目的。
日付は、12(じゅうに=自由に)と12(じゅうに=自由に)で「自分をチョコっと自由にする日」との意味と、かつてチョコレートがヨーロッパ王室の女性に愛されたことにちなみ、トランプのクイーン(王女)を表す数字の「12」が並ぶ12月12日に。
旧暦:11月12日
六曜:仏滅(ぶつめつ)
万事凶。葬式や法事は構わない。
「仏滅」は、「仏も滅するような大凶日」として、六曜の中で最も凶の日。
具体的には、一日中が凶であり、特に「慶事には凶」と考えられ、結婚式や入籍の日柄としては避けられることが多いです。
ただし、一部の解釈では「仏滅」=「物滅」として、「それまでの物事が滅び、新しく始まる」という意味もあるため、大安よりも結婚や引っ越しには最適の日とする説もあります。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:庚戌(かのえいぬ/こうじゅつ)
日家九星:五黄土星(ごおうどせい)
二十八宿:角宿(かくしゅく)
着始め、柱建て、普請造作、結婚に吉。
葬式に凶。
十二直:開(ひらく)
運が開ける日。
入学、開業、造作、婚礼、出張等は吉。
葬式等は凶。
七十二候:熊蟄穴(くまあなにこもる)
六十二候。「大雪」の次候。
熊をはじめとする動物たちが冬ごもりをする頃。
秋になってドングリやヤマブドウが実ると、それまで草を食べていたクマは、これらの栄養価が高い木の実をたっぷり食べるようになります。
そして、皮下脂肪をたくわえ、穴にこもって飲まず食わずのまま、春を待ちます。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。 天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。