令和6年12月7日(土)は?
大雪(たいせつ)
二十四節気の第21番目。
雪が本格的に降り始める頃。
山は雪をかぶり、平地でも雪が降る時期となります。
文字通り、大雪(おおゆき)となる地域も見られ、天気予報では「冬将軍」という言葉を聞く機会も多くなります。
この日から日一日と寒さが厳しくなってきます。
「冬将軍」とは?
1812年、ナポレオンはロシア遠征中に、厳しい寒さと雪に苦しめられ撤退を余儀なくされました。
この敗北について、イギリスの新聞は「ナポレオンは”General Frost”(厳寒将軍)に敗北した」と報じたと言われています。
この表現が日本に伝わり「冬将軍」と訳され、今日まで使われ続けています。
ロマンスの神様の日
数々のヒット曲を持つ広瀬香美が所属するMuse Endeavor株式会社が制定。
大ヒット曲「ロマンスの神様」の「いつまでもずっとこの気持ちを忘れたくない」のフレーズから、夫婦や恋人同士が一年に一度、初心に戻ってお互いの大切さを再認識し、より強い愛情を育んでいくきっかけにとの願いが込められている。
日付は「ロマンスの神様」がリリースされた1993年12月1日にちなみ、冬を感じる12月の第1土曜日を記念日に。
世界KAMISHIBAIの日
日本独自の文化である紙芝居を愛する人、興味のある人、演じたい人など、さまざまな人が国境を越えて参加し、交流する「紙芝居文化の会」が制定。
紙芝居を研究し、学び合い、その魅力を世界中に根付かせていくことが目的。
日付は、会が創立した2001年12月7日にちなんで。
紙芝居を通じて国内はもちろん国際交流も深めたいとの思いから記念日名に「KAMISHIBAI」と表記。
旧暦:11月07日
六曜:大安(たいあん・だいあん)
万事大吉。特に婚礼に良い。
「大安」は「たいあん」と読み、「大いに安し=非常に穏やかで不安がない」という意味を持っており、一日を通し万事において良い運勢を期待できます。そのため、大切な取引先との商談などで日程を自由に決められるのであれば、大安の日を選ぶのもよいでしょう。
また、「泰安」が元になっているといわれており、婚礼などのお祝い事に適しています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:乙巳(きのとみ/おつし)
日家九星:一白水星(いっぱくすいせい)
二十八宿:柳宿(りゅうしゅく)
物事を断るのに吉。
結婚、開店、葬式に凶。
十二直:執(とる)
執り行う日。
祭祀、祝い事、造作、井戸掘り、種蒔きに吉。
金銭の出入りは、凶。
七十二候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
六十一候。「大雪」の初候。
天地の気が塞がれ、本格的な冬が訪れる頃。
重く垂れ込めた雲が空をふさぎ、今にも雪が降り出しそうな空模様を「雪曇り」と言います。 特にこの時季の日本海側の空は、この言葉がぴったりと当てはまります。
山はすっかり雪化粧をし、平地にも寒風が吹き、全国的に冬一色になる季節です。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
十死日(じっしび)
受死日の次に凶日とされ、万事において凶とされる日です。 受死日と違い葬式も例外ではありません。
「十死一生日」「天殺日」などとも呼ばれ、十割命を落とす日といわれています。
重日(じゅうにち)
この日に起こったことは、重なって起こるとされる日。
吉事には吉事、凶事には凶事が重なると言われています。
預金などの金銭関係は吉ですが、婚礼は再婚に繋がるため良くないとされています。
陽が重なる巳の日と、陰が重なる亥の日が重日となります。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:天一天上(てんいちてんじょう)
方角の神様である天一神(てんいちじん)が天に上っている期間。 癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間のこと。
この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされています。 天一神が天に昇っている間は、代わりに日遊神(にちゆうしん)と呼ばれる神様が天から降りてきて、家の中に留まるといわれています。この神様は不浄を嫌うため、家の中を清潔に保っていないと日遊神がお怒りになり、祟りを起こすともいわれています。