令和6年10月2日(水)は?
芋煮会の日
「芋煮会」の発祥の地として知られる山形県東村山郡中山町が制定。
「芋煮会」とは、山形県の郷土料理の芋煮を、河原などで家族や友人知人と鍋を囲んで食べる秋の風物詩。
2024年で町の誕生70周年となることを記念するとともに、同町が山形名物の「芋煮会」の始まりの町であることを多くの人に知ってもらい、町の認知度向上と観光客、移住者の誘致が目的。
日付は、10月2日を「い(1)も(0)に(2)」と読む語呂合わせから。
美術を楽しむ日
四美大校友会同窓会連合が制定。四美大とは女子美術大学・多摩美術大学・東京造形大学・武蔵野美術大学の四校のこと。
若い人々をはじめとしてすべての人に美術を身近に感じ体験する機会をもってもらい、美術の素晴らしさと可能性を伝えるのが目的。
日付は「芸術の秋」として親しまれている季節であり、10と2を「美(Be)10(ジュ)月2(ツ)日」と読む語呂合わせから。
直売所(ファーマーズマーケット)の日
全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。
生産者が消費者に直接、農産物を販売する直売所のファーマーズマーケット。 地産地消、農業振興、地域活性化などに欠かせない存在のファーマーズマーケットを多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は「JAファーマーズマーケット憲章」が制定された2003年10月2日から。また、採れたてのイメージから「採れ(10)たてに(2)会おう・行こう」の語呂合わせも。
旧暦:8月30日
六曜:先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)
急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
先勝には「先んずれば必ず勝つ」という意味があり、「万事において急ぐと良いことがある」とされる日。勝負事にも良く、先手必勝とも言われますが、時間帯によって吉凶が変わり、午前(14時)までが吉、午後からは凶となります。
葬儀などの弔事を行っても問題はないとされていますが、お通夜に限っては夕方から始まり夜通し続くこと、加えて翌日は友を引き連れる「友引」の日になってしまうため、営むことを避けるべきと考えられています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い・悪いを判断する考え方です。「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:己亥(つちのとい/きがい)
日家九星:四緑木星(しろくもくせい)
二十八宿:壁宿(へきしゅく)
開店、旅行、結婚、衣類仕立て、新規事開始に吉。
十二直:満(みつ)
全てが満たされる日。 新規事、移転、旅行、婚礼、建築、開店などは吉。
動土(地面を掘り返して土を動かす)、服薬は凶。
七十二候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
第四十七候、秋分の次候。
土の中に住む虫が越冬に入る頃。
夏が終わり、外で活動していた虫たちは寒さの到来を察知して、冬ごもりの支度を始める。 幼虫はさなぎになり寒さに備え、クワガタやテントウ虫は成虫のまま木の根元や土の中に潜り、じっと春を待つ。
啓蟄(けいちつ)の初候「蟄虫啓戸:すごもりのむしとをひらく」と対。 来年の春、啓蟄に虫たちは再び姿を現します。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
重日(じゅうにち)
この日に起こったことは、重なって起こるとされる日。
吉事には吉事、凶事には凶事が重なると言われています。
預金などの金銭関係は吉ですが、婚礼は再婚に繋がるため良くないとされています。
陽が重なる巳の日と、陰が重なる亥の日が重日となります。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:天一天上(てんいちてんじょう)
方角の神様である天一神(てんいちじん)が天に上っている期間。 癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間のこと。 この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされています。 天一神が天に昇っている間は、代わりに日遊神(にちゆうしん)と呼ばれる神様が天から降りてきて、家の中に留まるといわれています。この神様は不浄を嫌うため、家の中を清潔に保っていないと日遊神がお怒りになり、祟りを起こすともいわれています。