令和6年9月18日(水)は?
世界で初めて組織的に視覚障害者教育が始まった日
公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会が制定。
江戸時代の全盲の鍼灸師・杉山和一検校(けんぎょう)は、無痛で正確に鍼を刺すことができる画期的な治療法「管鍼術(かんしんじゅつ)」を考案、視覚障害者に技術を伝えるため私塾を開いた。
その私塾が1682年(天和2年)9月18日(旧暦)に幕府公認となったのを機に、名称を「鍼治講習所」と改め、ここから組織的な視覚障害教育が始まり、明治時代の盲学校設立後の職業教育につながっていく。
この功績を称え、後世へと伝えていくことが目的。
「鍼治講習所」は世界初と認識されていた1784年のフランスの盲人教育所開設よりも100年余り早い。
日付は幕府公認となった9月18日(旧暦)を記念日としたもの。
本家白川けいちゃんの日
本家白川けいちゃん株式会社が制定。
同社は 岐阜県加茂郡白川町に本社を置き、岐阜県飛騨・奥美濃地方の郷土料理「けいちゃん」を加工、販売している。
一口サイズにカットした鶏肉を、香辛料を調合した味噌・醤油・塩などのタレにじっくり漬け込み、キャベツや玉ねぎ・季節の野菜・きのこなどと一緒に炒めて調理する「けいちゃん」は、食卓やお酒のつまみ、バーベキュー、お弁当のおかずなどにも最適。郷土料理としてだけでなく家庭でも便利な常備食として広めていくのが目的。
日付は9と18で「け(9)い(1)ちゃ(8)ん」と読む語呂合わせから。
防犯の日
日本初の警備保障会社として1962年に創業したセコム株式会社が制定。
警備保障会社の先駆けとして社会の安全化に努めてきたセコムの、防犯対策を毎月この日に見直し「安全、安心」に暮らしてもらいたいとの願いが込められている。
日付は18の1を棒に見立てて「8(は)ん」、8を「犯」とする語呂合わせから毎月18日としています。
旧暦:08/16
六曜:大安(たいあん・だいあん)
万事大吉。特に婚礼に良い。
「大安」は「たいあん」と読み、「大いに安し=非常に穏やかで不安がない」という意味を持っており、一日を通し万事において良い運勢を期待できます。そのため、大切な取引先との商談などで日程を自由に決められるのであれば、大安の日を選ぶのもよいでしょう。
また、「泰安」が元になっているといわれており、婚礼などのお祝い事に適しています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い・悪いを判断する考え方です。「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:乙酉(きのととり/おつゆう)
日家九星:九紫火星(きゅうしかせい)
二十八宿:軫宿(しんしゅく)
地鎮祭、落成式、祭祀、祝い事に吉。
衣類仕立てに凶。
十二直:建(たつ)
「万物を建て生じる日」という意味があり、よろず大吉の日。
ただし、動土(地面を掘り返して土を動かす)、蔵開きは凶。
七十二候:玄鳥去 (つばめさる)
第四十五候。白露の末候。
春先にやってきたツバメが子育てを終え、季節の移り変わりとともに暖かい南の地域へと旅立っていきます。
春は一羽ずつ海面すれすれを飛んでくるツバメたちですが、帰りは数千から数万の大集団で帰っていきます。
ツバメは気温に関係なく、日照時間の長さを感知して渡りを開始するため、年によるずれが少なく、春の「玄鳥至」と秋の「玄鳥去」は、対になって七十二候にとり入れられています。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
復日(ふくにち)
重日と同じ効果があるとされる日。
この日に善行を行うと、重複して大吉になるとされています。
天火日(てんかにち)
五行説における、「天火」のエネルギーの強い日で、屋根葺き、棟上げをすると火災が起きると言われています。
かまど造り・種まきなどを忌む。
狼藉日(ろうしゃくにち)
大禍日、滅門日とともに三箇の悪日の一つ。
この日を慎まずに過ごすと、万事に失敗すると言われています。
天火日と全く同じ日取りとなります。
時下食(ときげじき)
流星の一種である天狗星(てんこうせい)の精が食事のために下界に下りて来る時間とされています。 この時に人間が食事をすると、食物の栄養が全て天狗星の精に吸い取られてしまうとされ、その残りを食べると災いがあると言われています。
9月18日は、午後0時(12:00)前後の2~3時間。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:十方暮(じっぽうぐれ)
六十干支で甲申の日から癸巳の日までの10日間いいます。
この間は天地陰陽の五行が相剋の関係になり、十方の気が塞がる凶日と言われています。
結婚、相談事に凶とされる。