令和07年10月30日(木)は?
香りの記念日

「香りの記念日」は、香りの文化と感性を広めることを目的として、石川県七尾市によって制定されました。
日付の由来は、1992年(平成4年)10月30日に七尾市で開催された「第7回国民文化祭・世界香りのフェア IN 能登」にちなんでいます。このイベントでは、香りに関する展示や体験企画が行われ、香りが持つ癒しや記憶喚起の力に注目が集まりました。
この日は、香りを通じて地域振興や製品開発、イベント開催などを促進し、五感のひとつである「嗅覚」に改めて意識を向ける機会となっています。秋の深まりとともに、焚き火の煙や紅葉の香りなど、季節の香りを楽しむきっかけにもなります。
初恋の日

「初恋の日」は、詩や文学を通じて“初恋”の記憶や感情に思いを馳せることを目的として、長野県小諸市の老舗旅館「中棚荘」によって制定されました。記念日は、一般社団法人日本記念日協会により正式に認定・登録されています。
日付の由来は、1896年(明治29年)10月30日、詩人・島崎藤村が文芸誌『文学界』第46号に「こひぐさ」の一編として詩「初恋」を発表したことにちなんでいます。この詩は、藤村が小諸で過ごした青春時代の思い出を綴ったもので、文学史に残る名作として知られています。
この日は、文学作品を通じて自分自身の初恋や大切な思い出を振り返る機会として、詩の朗読会や文学散歩などが各地で開催されています。甘く切ない響きを持つ「初恋」という言葉に、心を寄せる一日です。
たまごかけごはんの日

「たまごかけごはんの日」は、日本の家庭的な食文化「卵かけご飯(TKG)」の魅力を再発見することを目的として、島根県雲南市の「日本たまごかけごはん楽会」(現:日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会)によって制定されました。記念日は、一般社団法人日本記念日協会により正式に認定・登録されています。
日付の由来は、2005年(平成17年)10月30日に雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催されたことにちなんでいます。この時期は新米が出回り、卵の品質も安定する季節であることから、TKGを味わうのに最適なタイミングとされています。
この日は、卵かけご飯のアレンジや地域産卵の紹介、食文化としての価値を考えるイベントが各地で行われています。シンプルながら奥深いTKGを、ぜひ“文化として”味わってみてはいかがでしょうか。
旧暦:9月10日
六曜:赤口(しゃっく・しゃっこう)

凶日。特に祝事は大凶。 六曜の中で仏滅に次ぐ凶日。
午の刻(午前11時~午後1時)は吉。それ以外は凶。訴訟や契約は避けるべき日とされています。
「赤」という字から、火や血を連想させることから、火の元・刃物に気をつけるべき日とされています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。 六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:壬申(みずのえさる/じんしん)

「壬申(みずのえ・さる)」の日は、知恵と決断力が融合する“再始動・刷新”の吉日です。
古来、「変革・再生・突破」を象徴する日とされ、特に**“新しい運の流れに切り替える”のに最適**です。
💧🐒 壬申(みずのえ・さる)の日とは
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- 「壬(みずのえ)」=陽の水。流れ、情報、知恵、柔軟性を象徴。
- 「申(さる)」=陽の金。決断、行動、変化、整理を表す。
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この組み合わせは、
🌊「動きながら整える」「知恵で突破する」という、 行動と判断のバランスが取れた日です。 “停滞を流し、整理して新たに立て直す”のにぴったり。
✅ 壬申の日にやってよいこと
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- 計画の刷新・方向転換
→ 「壬」は流れを変え、「申」は行動を起こす。
→ プロジェクトの再構築、方針転換、リスタートが吉。 - 整理・手放し・デトックス
→ 申(金)は“削る力”。
→ 書類・データ・人間関係など、不要なものをスッと切るのに最適。 - 情報収集・勉強・分析
→ 壬(水)は“情報の神”。
→ 本を読む・ネットで学ぶ・分析することで未来が見えてくる。 - 自分改革・環境改善
→ 「今の自分を少し更新する」行動が開運に。
→ 髪型を変える・ルーティンを刷新・部屋の配置替えなど。
- 計画の刷新・方向転換
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⚠ 壬申の日に避けたいこと
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- 感情的な対立や言い争い → 金と水の衝突は“冷たい刃”になりがち。
- 迷いすぎ・優柔不断 → 情報を集めすぎて動けなくなるパターン。
- 一気にやろうとする → 水は流れが大事。焦らず順序立てて進める。
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🌈 開運のコツ
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- 水と金を整える行動を意識 → 水を入れ替える、鏡を磨く、金属を拭く。
- “流れ”を感じる場所に行く → 川辺・橋・風通しの良い道がラッキースポット。
- 開運カラー → ネイビー・シルバー・ホワイト(清浄と判断力の象徴)
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「壬申の日」は“流れを変える日”。
停滞していたものを手放し、新しい自分を迎え入れるチャンス。変化を恐れず、しなやかに動けば、すべてがスムーズに流れ出します。🌊🐒
日家九星:七赤金星(しちせききんせい)
二十八宿:奎宿(けいしゅく)
開店、文芸開始、樹木植替えに吉。
十二直:開(ひらく)
運が開ける日。
入学、開業、造作、婚礼、出張等は吉。
葬式等は凶。
七十二候:霎時施(こさめときどきふる)

第五十三候。「霜降」の次候。
小雨が思いがけず降ってはすぐにやみ、青空が顔をのぞかせる頃。
小雨はしとしと降り続く雨ではなく、ぱらぱらと通り雨のように降り、じきに止んでしまうような「時雨 (しぐれ)」のことです。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
雑節:秋土用
「土用」は、四季の変わり目を知らせる期間のことで、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のことを言います。それぞれ「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれています。 「秋土用」は「立冬」(11月7日)前の18日間となります。
土用期間中は「陰陽道の土を司る神様、土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間」と考えられており、土の気が盛んになる期間として、動土、穴掘り等の土を犯す行為や殺生を慎まなければならないとされています。 各土用の最初を「土用の入り」(どようのいり)と呼ばれ、最後の日は「節分」となります。
暦中下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:大犯土(おおづち)
庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。
犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。
これらの内容は土用と共通しています。