令和07年10月11日(土)は?
国際ガールズ・デー(International Day of the Girl Child)

国際ガールズ・デーは、国連が定めた国際デーの一つであり、世界中の女の子(少女)が直面する課題――教育、健康、権利、ジェンダー格差、社会的制約など――を可視化し、彼女たちのエンパワメント(権利の獲得と意思決定への参加)を支援することを目的としています。
この記念日は、カナダ政府の提案を受けて2011年12月19日に国連総会で採択され、翌年の2012年10月11日から正式に記念日として認識されるようになりました。制定の契機となったのは、国際NGO「プラン・インターナショナル」が展開した「Because I am a Girl」キャンペーンであり、少女の権利向上を訴える国際的なムーブメントが背景にあります。
国際ガールズ・デーは、以下のような目的を掲げています:
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- 女の子が教育・保健・平等な機会を得ることの重要性を訴える
- ジェンダー格差、偏見、制度的制約への意識を高め、改善を促す
- 女の子自身が声をあげる機会を創出し、意思決定に参加できる場を提供する
- 女の子への投資と支援が持続可能な開発目標(SDGs)達成に不可欠であることを国際社会に示す
カミングアウトデー

カミングアウトデーは、LGBTQ+などの性的少数者が「ありのままの自分を表明すること(カミングアウト)」を応援する記念日です。自己表現の自由、多様性の尊重、そして共生社会の実現を目指し、当事者と支援者が理解と励ましを示す機会となります。
日付の由来は、1987年10月11日にワシントンD.C.で開催された「ゲイ・レズビアンのワシントンマーチ」にあります。このマーチは多くのLGBT団体が誕生する契機となり、以降この日が「National Coming Out Day」として世界的に認知されるようになりました。
日本では、NPO法人バブリング(東京都新宿区)がこの記念日を提唱し、2015年に一般社団法人日本記念日協会により正式に登録されました。登録日は2015年10月11日であり、アメリカの記念日と同じ日付が選ばれたことは、国際的な連帯と象徴性を意識したものと考えられます。
カミングアウトデーは、以下のような目的を掲げています:
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- 個人が自分自身を表明する勇気を後押しする
- 社会における性的少数者への理解と受容を広げる
- カミングアウトのきっかけとなる機会を提供する
- 偏見や差別を減らし、共生社会の実現を目指す
安全・安心なまちづくりの日

地域社会における防犯・防災・治安維持・住民の安全意識向上を目的とし、警察・自治体・住民が連携して犯罪に強い社会の実現を目指す取り組みを促進する日と位置づけられています。
2005年12月20日に開催された犯罪対策閣僚会議において閣議決定されました。翌2006年から全国的に実施されており、政府広報や自治体、警察などが中心となって啓発活動を展開しています。
日付は、全国地域安全運動の初日である10月11日に合わせて定められました。全国地域安全運動は、毎年10月11日から20日までの10日間にわたって実施され、地域の防犯意識を高めるための啓発活動が集中的に行われます。
「安全・安心なまちづくりの日」は、以下の目的を掲げています:
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- 地域社会の治安向上と犯罪抑止の意識の醸成
- 住民が主体的に安全活動へ参画する機運の促進
- 防犯パトロール、安全教室、見守り活動などの地域連携の強化
- 自主防犯ボランティア活動への参加促進
旧暦:8月20日
六曜:先負(せんぷ・せんまけ・さきまけ)
何事も控えめに平静を保つ日。
「先んずれば即ち負ける」という意味がある日で、午前は凶、午後(14時以降)は吉と言われています。
「負」という漢字が使われていることから、訴訟、勝負事、契約なども良い結果を得られないとされますが、午後以降は凶から吉に転じるため、どうしても何かこの日にすべきことがある場合は、14時以降にできるかどうか予め検討するとよいでしょう。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。 「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。 六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:癸丑(みずのとうし/きちゅう)

十二支の「丑(うし)」は、忍耐・粘り強さ・着実な努力を象徴します。
「丑(うし)」という字には、“紐で結ぶ”という意味があり、「物事を結びつける」「土台を固める」といった安定の運気を持つ日です。また、「丑の日」といえば夏の“土用の丑の日(うなぎの日)”が有名で、エネルギー補給・体調回復にも縁のある日とされています。
丑の日にやってよいこと
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- 計画を立てる・準備を進める
→ 即行動よりも「段取り」「設計」「見通し」を立てるのに最適。 - 地道な努力を続ける・習慣化を始める
→ 継続力が問われる行動を始めると長続きします。 - 貯金・整理整頓・土台固め
→ “積み重ね”が運を育てる日。片付けも運気アップにつながります。 - 健康・栄養管理を整える
→ 丑の日は「体の基礎を整える日」。うなぎや滋養のある食材を食べるのも吉。
- 計画を立てる・準備を進める
丑の日に避けたいこと
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- 焦りや短気からの決断
→ 丑の日は動きがゆっくりな運気。焦って結果を求めると裏目に出ます。 - 新しいことを無計画に始める
→ 継続力は強いが“勢い”は弱い日。準備不足だと途中で行き詰まります。 - 約束を曖昧にすること
→ 「結ぶ日」でもあるため、曖昧な約束は“縛り”として後々重くなります。
- 焦りや短気からの決断
開運のコツ
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- 「一歩進んで二歩戻る」を恐れない
→ 丑の日はスローペースが幸運を呼びます。無理にスピードを上げない。 - 「土・食・体」に関することを整える
→ 掃除・観葉植物の手入れ・台所を整える・良い食事を取るなどが吉。 - 茶色やベージュ系を身につける
→ 大地の気を安定させるカラーで、忍耐力と落ち着きをサポートします。
- 「一歩進んで二歩戻る」を恐れない
日家九星:八白土星(はっぱくどせい)
二十八宿:柳宿(りゅうしゅく)
物事を断るのに吉。
結婚、開店、葬式に凶。
十二直:平(たいら)
物事が平らかになる日。
旅行、婚礼、道路修理などは吉。
穴掘り、種蒔きは凶。
七十二候:鴻雁来(こうがんきたる)

第四十九候。「寒露」の初侯。
ツバメが南へ帰るのと入れ違いに、雁などの冬鳥たちが北から渡ってくる頃。
雁は冬を日本で過ごし、春になるとシベリア方面へ帰っていきます。 「鴻(こう)」はハクチョウなどの大型の水鳥を指し、「雁(がん)」はマガンやハクガンなどの中型の渡り鳥を指す言葉です。古来、中国の『礼記』などでも「鴻雁」と並べて記されることがあり、渡り鳥の代表として親しまれてきました。 雁は【良い知らせを運ぶ】【幸運を招く】縁起の良い鳥とされ、群れで整然と飛ぶ姿から【絆】や【秩序】の象徴とも考えられてきました。 その美しい姿は意匠としても好まれ、家紋や工芸品の文様にも多く用いられています。 武家の家紋としても雁は人気があり、特に有名なのが柴田勝家の「二つ雁金(ふたつかりがね)」です。二羽の雁が向かい合うように描かれ、かわいらしさと力強さを兼ね備えた意匠となっています。この紋には、一族の【強い絆】と【繁栄】への願いが込められていたと考えられます。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦中下段:
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。
天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
十死日(じっしび)
受死日の次に凶日とされ、万事において凶とされる日です。受死日と違い葬式も例外ではありません。
「十死一生日」「天殺日」などとも呼ばれ、十割命を落とす日といわれています。
地火日(ぢかにち)
地火日とは、五行説における三つある天火・地火・人火の火気の一つで、その中でも大地の火気が激しく荒ぶっている日となっています。
地面に関連する、動土、定礎、柱建て、井戸掘り、種蒔き、築墓、葬儀などが凶となっております。
滅門日(めつもんにち)
三箇の悪日といい、凶日。
陰陽道で、百事に凶であるという日。滅日。
この日に事をなすと、その家門は滅亡するといわれる。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:八専の間日(はっせんのまび)
八専の期間のうち、八専の影響を受けない日。
八専とは、陰暦の壬子(みずのえね)から癸亥(みずのとい)までの十二日間のうち、丑・辰・午・戌の四日を除く八日間。一年に六回あり、この期間は雨が多いとされます。また、嫁取り、造作、売買、仏事などを避けるべきとされています。
本日は「丑」の日の間日。