令和07年10月08日(水)は?
木の日

1977年(昭和52年)、日本木材青壮年団体連合会(木青連)によって制定されました。
木材や森林の重要性を広く伝え、木に親しむ文化や木工技術への理解を深めるとともに、森林保全や林業振興への関心を高めることを目的としています。
また、木材の利用促進や環境意識の向上を図る啓発活動の一環として、全国各地で関連イベントが行われています。
漢字の「木」は「十」と「八」の組み合わせで構成されていることから、10月8日が「木の日」と定められました。さらに、10月は木の実が実る季節であり、自然とのふれあいや木材への関心が高まりやすい時期であることも背景にあります。
骨と関節の日

1994年(平成6年)、日本整形外科学会が制定。
骨・関節・筋肉・神経などの運動器の健康維持に対する理解と関心を高め、整形外科医療の役割を広く啓発することを目的としています。
特に高齢化が進む現代において、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防や、日常生活での骨・関節のケアの重要性を伝える機会とされています。
「骨(ホネ)」の「ホ」の字が、漢字の「十」と「八」に分解できることから、10月8日が選ばれました。また、かつての「体育の日」(10月10日)に近く、運動や身体の健康に意識が向きやすい季節であることも背景にあります。
永遠の日

富山県富山市のNPO法人「ホスピス 心のケアを考える会」が制定しました。
「永遠」という概念に思いを馳せるきっかけを提供し、限りある人生をより大切に生きることの意義を見つめ直す日として提唱されました。個人の内面と向き合い、大切な人との絆や命の尊さを再認識する機会とすることが目的です。
「10(と)」と「8(わ)」の語呂合わせで「とわ(永遠)」と読めることから、10月8日が選ばれました。
旧暦:8月17日
六曜:赤口(しゃっく・しゃっこう)

凶日。特に祝事は大凶。 六曜の中で仏滅に次ぐ凶日。
午の刻(午前11時~午後1時)は吉。それ以外は凶。訴訟や契約は避けるべき日とされています。
「赤」という字から、火や血を連想させることから、火の元・刃物に気をつけるべき日とされています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。 「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。 六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。 六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:庚戌(かのえいぬ/こうじゅつ)

戌の日にやってよいこと
-
-
- 安産祈願・腹帯を巻く
→ 妊婦さんが安産を願い、神社で「帯祝い」をするのに最良の日。
→ 戌の日に初めて腹帯(岩田帯)を巻くと、母子ともに健康に過ごせると言われています。 - 地鎮祭・家づくりに関すること
→ 戌は「家を守る神」とされ、建築や引っ越しにも吉。
→ 家の安全・繁栄を祈るには最適の日です。 - お守りの購入・祈願
→ 犬は「魔除け」「守護」の象徴。新しいお守りを授かるのにも良い日。 - 家族やペットと過ごす時間
→ 戌の日は「忠誠」「愛情」を大切にする日。家族団らんに最適です。
- 安産祈願・腹帯を巻く
-
戌の日に避けたいこと
-
-
- 争い・怒り・不和
→ 犬の忠義のエネルギーを乱すため、喧嘩や不満をぶつけるのはNG。 - 命に関わる殺生・過激な決断
→ 「守り」の日なので、切り捨てる行動や離別には向きません。 - 家を空ける・放置する
→ 戌は「家を守る」日。家庭を顧みない行動は運気ダウンにつながります。
- 争い・怒り・不和
-
戌の日は「守り」の日。
攻めの巳・午・申・酉と違って、守り・安定のエネルギーが強く、家庭運・健康運・安全運を整えるのに最適です。
日家九星:二黒土星(じこくどせい)
二十八宿:参宿(しんしゅく)
普請・旅行・開店等が吉。
十二直:建(たつ)
「万物を建て生じる日」という意味があり、よろず大吉の日。
ただし、動土(地面を掘り返して土を動かす)、蔵開きは凶。
二十四節気:寒露(かんろ)

二十四節気の一つ。
寒露とは、草花に降りる冷たい露のこと。 この時期、山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となります。また、農家では収穫の時期を迎えます。
朝晩は冷えてきますので、ようやく夏の疲れが取れて体力も回復する時期となり、食欲の秋の到来となります。
七十二候:鴻雁来(こうがんきたる)

第四十九候。「寒露」の初侯。
ツバメが南へ帰るのと入れ違いに、雁などの冬鳥たちが北から渡ってくる頃。
雁は冬を日本で過ごし、春になるとシベリア方面へ帰っていきます。
「鴻(こう)」はハクチョウなどの大型の水鳥を指し、「雁(がん)」はマガンやハクガンなどの中型の渡り鳥を指す言葉です。古来、中国の『礼記』などでも「鴻雁」と並べて記されることがあり、渡り鳥の代表として親しまれてきました。
雁は【良い知らせを運ぶ】【幸運を招く】縁起の良い鳥とされ、群れで整然と飛ぶ姿から【絆】や【秩序】の象徴とも考えられてきました。
その美しい姿は意匠としても好まれ、家紋や工芸品の文様にも多く用いられています。 武家の家紋としても雁は人気があり、特に有名なのが柴田勝家の「二つ雁金(ふたつかりがね)」です。二羽の雁が向かい合うように描かれ、かわいらしさと力強さを兼ね備えた意匠となっています。この紋には、一族の【強い絆】と【繁栄】への願いが込められていたと考えられます。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦中下段:
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
天恩日(てんおんにち)
七箇の善日の一つ。
天の恩恵を受けて、万事が成長しやすく徳が得られやすい日。
入籍や結婚式のほか、引越しやお祝いなどさまざまな慶事を行うには最適の日であるが、葬儀など凶事は避けた方が良いとされています。
受死日と重なると、効果が打ち消されてしまいます。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。